回り道が教えてくれた
教育という原点
成功体験プログラム担当主任
小島 秀太郎
なぜ、教育に関する
仕事を選んだのですか?
A.高校生への演奏指導に
明け暮れた
大学時代の経験から。
中高で出会った先生の影響が大きいように感じます。勉強以外のこともたくさん教わり、自分もそんな大人になりたいと思いました。
そのため、教員になるつもりで音楽大学への進学を決め、当時は自分の演奏活動そっちのけで母校や様々な学校の部活動で演奏の指導ばかりしていました。 1回限りの学校もあればご縁があって2回、3回と指導に行った学校もあり、母校ともなれば毎週、大会前の夏休みは毎日と言っていいほど行っていました。
楽器を演奏するのは人間なわけですから、まずは演奏する「人」との関係性を築くところから始まります。まだ大学で教わる立場でもあった当時の私は、どう伝えたらいい音が出るのか、息が続くのか、「伝え方」にものすごく苦労したことをよく覚えています。本気で「人」と向き合うことの難しさにも何度も直面しました。しかし、大会本番で演奏する時の子どもたちの顔は本当に輝いていて、そういう姿を見るとこれまでの苦労が全部報われたような気がしました。
その経験と、出会った子どもたちから大きな影響を受けたと感じます。
最初、学校ではなく
株式会社の予備校を
選択した理由は?
A.一度きりの人生。
違う道を選んだけど……。
四谷学院に入社前は、時計・宝石の販売の仕事をしていました。1回きりの人生なので、一度音楽や教育と違う道に進んでみるのも面白そう、と思ったことがきっかけで選んだ進路でしたが、やはり教育への想いが捨てきれず、転職を検討した際に見つけたのが四谷学院でした。入社当初は一般職として全校の在庫管理などを行う総務系の業務を担当し、翌年に総合職に切り替え、受験コンサルタントを担当するようになりました。その後、学校法人の設立を機に、四谷学院高校に転籍しました。
ここにくるまで回り道をしてきたようにも見えますが、ストレートで教員になっていたら経験できなかったことや絶対に身につかなかったであろう力もあり、何よりも大切にしたい価値観が見つかったので、それでよかったと思っています。今後は、音楽の授業も担当してみたいと思っています。音楽を聴く・演奏する・歌うと、人間の聴覚皮質、運動野、前頭前野・運動補足野などが活発になったり、子どもが音楽的活動を行うと、将来的な読み書き能力や音声処理能力に影響を与えるという説もあります。子どもたちが音楽を好きになれる、音楽が好きな子には愛し続けてくれるような授業をしたいです。
仕事をする上で
大切にしていることは?
A.生徒を
一人の「人」として見る。
たくさんの生徒を相手にする仕事ですが、それぞれの生徒を一人の「人」として見ることです。子どもたちは、何かしらの困りごとを抱えて四谷学院に来るわけなので、すべての生徒に対して困りごとを解決に導く手伝いをしたいという気持ちがあります。現在、受験コンサルタントをしていますが、「この子は絶対に合格する!」という熱い想いと信念を持って接しています。
ただ、こちらが一方的に思っているだけではダメで、相手が何を求めているのかを正しくキャッチできないといけません。そのためにも、一番大切なのは信頼関係だと考えています。校舎で会った生徒には挨拶以外にも必ず声をかけて一言交わす、前に話したことを覚えている、そういった小さなことの積み重ねで信頼関係を築いていくことを意識しています。
社会にとって
意味のある仕事だと
実感した瞬間は?
A.たくさんの生徒の
入学と成長がその証。
四谷学院高校の開校初年度に、たくさんの生徒が入学してくれたことです。さらに、年度途中も転入や翌年度の入学を考えている生徒や保護者の方がたくさんいるということを、日々の問い合わせで実感しています。そうやって、入学してくれた生徒の価値観や考え方が変化する瞬間を見られることにやりがいを感じます。勉強に対して全くやる気のない姿勢の生徒が、面談を重ねていく中で人が変わったかのようにメキメキと伸びていく姿を見ると嬉しいですし「ああ、この仕事をやっていて良かったな」と感じます。
生徒が前向きに変化した
エピソードは?
A.スクーリングを経て
日ごろから通学するように。
最初はオンライン受講だった何人かの生徒が、茨城の本校でのスクーリングを経て校舎に通学するスタイルに変更したという話を聞きました。
四谷学院高校では生徒に合わせた学習スタイルが選べるように複数のコースや通学の仕方を設定しており、オンラインから通学への切り替えも可能です。本校スクーリングで初めて全国の生徒と出会ったことをきっかけに、通学に変えてみようと、大きな一歩を踏み出した生徒の決断を本当に嬉しく思いました。
「才能」について
思うことは?
A.1,000人以上の生徒と
関わって確信。
四谷学院の教育理念でもある、「だれでも才能を持っている」という言葉に尽きます。1,000人以上の受験コンサルタントをしてきた中でそう思わせてくれた生徒がたくさんいました。
中でも現役で京大に合格した生徒がくれたメッセージが印象的でした。
「ずっとE判定でも『京大行けると思うよ』と言い続けてくれた。もしそこで否定されていたら、志望校を下げていたと思います。諦めさせるのではなく目標達成の指標を示してくれた先生に、心から感謝します。」
このメッセージはこれから先も忘れることはないと思います。
