生徒の「才能」を
見つけるために
体育科 関 洸樹
教員を目指したきっかけは?
A.生徒の成長や
進路に伴走したい。
高校時代、保健体育科の先生に進路相談に乗ってもらったことをきっかけに、教育の道に興味を持ちました。言葉がけ一つで人の気持ちや行動が変わることを実感し、自分も教員として、生徒一人ひとりの成長や進路を支えたいと考えるようになりました。しかし公立の採用試験では最終選考に残りながらも3度不合格となり、「自分は教員に向いていないのでは」と悩んだ時期もあります。転機になったのは、大学の後輩に誘われて参加した私学の合同説明会でした。そこで通信制高校という選択肢を知り、縁あって教員としての人生をスタートすることになりました。
通信制高校について
持っていたイメージは?
A.「特別」から
「当たり前」の選択へ。
当初は「全日制に通えなくなった生徒が行く高校」というイメージでした。ですが今は、通信制高校の野球部が甲子園に出場するような時代です。高等教育そのものが多様化し、通信制のニーズも大きく広がっていると感じています。背景も目標もさまざまな生徒が、自分に合った学び方や進路を考えたとき、通信制は全日制と並ぶ有力な選択肢になり得るのではないでしょうか。一方で、通信制高校におけるサポートの質は、これまで以上に重要になっていくと思います。中学生までと比べて進路の選択肢が一気に広がり、将来への悩みや不安も増える時期だからこそ、生徒の気持ちを尊重しながら、一人ひとりが希望する進路を実現できるよう支えていきたいです。
なぜ四谷学院高等学校へ
転職したのですか?
A.一人ひとりを
継続して支援したい。
前職の通信制高校では担任を持てず、3日ごとに違う生徒の授業を担当する仕組みでした。そのため同じ生徒と継続的に関わることが難しく、顔と名前も覚えられない状況が、私の「一人ひとりに時間をかけて対応したい」という想いと合致しませんでした。四谷学院では担任を持ちながら授業もでき、生徒の顔と名前を覚えて向き合えるため、一人ひとりを継続して支援できている実感があります。また前職はスクーリング日数が年間を通して多く、教員数にも限りがあるため希望日に休みを取りにくい環境でした。欠員が出た際は当日でも都道府県をまたいで急遽授業に向かうこともありました。一方、四谷学院では授業日程が1か月以上前に共有され、事前に相談すれば調整もしてもらえます。「休めるときに休もう」という雰囲気もあり、プライベートの時間も確保できています。当初は「忙しくて休みが取りにくいのでは」と、教員になることを反対していた両親も、今では「しっかり休みが取れる職場で良かったね」と理解し、応援してくれています。
四谷学院に来て
感じたギャップは
ありますか?
A.合格実績よりも生徒の希望。
四谷学院は大学受験予備校のイメージが強かったので、受験指導に力を入れて「いい大学に行かせるため」の学校だと思っていました。ですが実際は、偏差値や大学名にとらわれず、生徒が「本当に行きたい進路」を実現することを大切にしていると感じました。たとえば、大学進学だけが正解ではなく、専門分野でより良い学びの環境があると判断すれば、その進路を提案することもあります。根幹にあるのは、どんな選択であっても生徒の希望を起点に、実現まで伴走する姿勢です。「だれでも才能を持っている」という教育理念が教職員に浸透しているので、どんなに高い目標や大きな夢も否定されません。まずは生徒の声を丁寧に聞き、考えを尊重したうえで、状況に応じた提案をする。だからこそ生徒も安心して本音を話せて、将来の夢や目的を持って入学してくる生徒が多いのだと思います。
生徒の人生に
影響を与えていると
感じた瞬間は?
A.「先生のおかげで、
外に出る楽しさを知った」
家から出られなかった生徒に、保護者の方にもご協力いただきながら継続的に関わった結果、少しずつ外に出られるようになり、無事に単位を取得して就職も決まりました。後日その生徒から「先生のおかげで、外に出る楽しさを知った」と言われたことは、とても嬉しく印象に残っています。また別の生徒が大阪大学に合格し、「合格できたのは先生のサポートのおかげです」と言ってくれたこともあります。日々の小さな一歩から大きな挑戦まで、生徒の節目に伴走できることに、この仕事の価値を感じています。
この仕事をしていて
大変だと感じることは
ありますか?
A.一からの学校づくり。
四谷学院高校は開校してまだ間もないため、職員が協力しながら一から学校を形にしていく必要があります。学校づくりに関わるのは初めての経験で、大変だと感じる場面も多いです。それでも、より多くの生徒に「この学校を選んで良かった」と思ってもらえる環境をつくれることは大きなやりがいです。スクーリングやイベントの企画・運営を重ねる中で、「何が起こり得るか」「どう防ぐか」を先回りして考える力が身につき、業務の幅も広がったと感じています。教育理念の「だれでも才能を持っている」の通り、生徒の可能性を伸ばすだけでなく、自分自身も成長し続けたいです。これまでのスクーリングの経験を生かし、生徒にとって良い学びや思い出になり、友達づくりにもつながる場を、これからも工夫していきます。
この仕事は、
どんな人に向いている?
逆に、向いていない人は?
A.生徒の可能性を信じて
粘り強く寄り添えるか否か。
誰かのために動くことに喜びを感じ、相手の気持ちを想像しながら粘り強く寄り添える人だと思います。生徒には、それぞれ違う「才能」があり、努力次第でいくらでも伸びると信じて、その芽を見つけて伸ばしたい人には特に向いています。また、忙しいときほど丁寧に話を聞き、言葉や関わり方に配慮できる人、職場でも生徒とも「相談しやすい・声をかけやすい」関係をつくれる人が活躍できると感じます。反対に、思ったことをそのまま口にしてしまう人や、人の話を最後まで聞けない人、継続して向き合うのが苦手な人は難しさを感じやすいかもしれません。生徒の小さな一歩を一緒に喜び、将来の選択肢を広げる伴走ができるのは、この仕事ならではのやりがいです。「誰かの可能性を信じて支えたい」と思える人に、ぜひ仲間になってほしいです。
ある日のタイムスケジュール
| 12:00 |
出勤出勤後はメールを確認し、その日の予定や連絡事項を整理します。校内外とのやり取りがスムーズに進むよう、優先順位を確認しながら業務を進めています。 |
|---|---|
| 13:00 |
イベントの準備本校スクーリングや校外学習、夏祭り、スポーツ大会などに向けて、外部業者とのやり取りや準備を進めます。生徒にとって思い出に残る時間になるよう、意識しながら取り組んでいます。 |
| 16:00 |
休憩 |
| 17:20 |
生徒対応校舎での質問対応や声かけなど、生徒対応を行います。日々の関わりの中で、生徒が安心して学校生活を送れるよう心がけています。 |
| 18:00 |
スクーリングの授業準備授業に向けた準備を進めます。生徒が集中して取り組めるよう、内容や進め方を検討しています。 |
| 21:00 |
退勤 |
プライベートや
お休みの日の過ごし方
休日は、阪神タイガースの試合観戦や運動、読書、映画・ドラマ鑑賞をして過ごすことが多いです。最近結婚をしたので、結婚式が落ち着いたら、妻と一緒にいろんなところにドライブに行きたいです。
