校歌・応援歌

四谷学院高等学校 校歌

旗影高く

作詞・作曲 小椋 佳

ここ四谷学院に集う 私たちは思う
人生をしかと眺めれば 勉学は楽しみ
贅沢な遊びでさえある 時間と自由との
価値深く認識する者 一生懸命を
常なる心がけと抱き 身を尽くして磨く

ここ四谷学院に通う 私たちは誓う
自らを尊しと思う 自尊の心抱く
矜持ある人間になると 目標を見出し
自主的に励む人間に 必ずなることを
あくまで我が旗影高く ゴールへ確かな歩み

四谷学院高等学校 応援歌

いざや四谷

作詞・作曲 小椋 佳

いざや 四谷 この時こそ 行け行け行け行け
日ごろ鍛えた 心と体
今 爆発のとき 余すところなく

いざや 友よ この時こそ やれやれやれやれ
何事にせよ やればできると
ただ 信じる友よ 疑うことなく

いざや 四谷 この時こそ 行け行け行け行け
我が青春の 溢れる力
今 爆発の時 迷い一つなく

いざや 友よ この時こそ やれやれやれやれ

小椋佳

Message

みなさんこんにちは。小椋佳です。
昨年秋でしたか。植野理事長が私の事務所においでなられましてね。
「新しい高等学校を作る、ついてはその校歌を作ってくれないか、そして応援歌も作ってくれないか」というご依頼をいただきました。
植野理事長とお話してる間に、植野さんが現在もう80歳を過ぎていらっしゃいますが、新しい学校を作ることについての強い情熱、熱い思いを感じました。
植野さんとお話しする中で、どういう言葉、文句を新しい校歌に入れたいか、だんだん浮かんでまいりました。
それで作ったのがこの校歌です。

この校歌の中に色々盛り込んでいますけれども、なんて言っても中心は、生徒のみなさんのそれぞれが自尊の心、自分を尊い人間として、自分自身を敬える人間になる。
それにはその空威張りじゃいけませんね。内実を備えその身の内に入れた立派な人間になり、自らを尊べる人間になる。そういうことがとっても大切なこととして歌い込んでいます。

「学び」というのは、ある意味で「遊び」にも通じると僕は思っています。ある意味では「学び」というのは、人生の中で最も贅沢(ぜいたく)な「遊び」なんだと僕自身実感としてそういう思いを持っています。
私の私生活で言っても、現在、80歳を超えていますけど、今でも週2時間、若い先生に来ていただいてフランス語を勉強しております。それから自分の中心課題として哲学という学問ですね。これには深い興味がありますので、何度も勉強したことあるんですが、今さら、さらにソクラテスから現代哲学のヴィトゲンシュタインまで総ざらいしてみよう、人間が何をどう考えてきたのかを総ざらいしてみようということで、哲学を第一歩から勉強し直してる日々でもございます。
その「遊び」ができるということは大変贅沢なことだなと思っています。

校歌、応援歌ですが、みなさんに愛していただいて、植野先生がお話しされてたことですが、まあ何年かのうちにはこの高等学校から甲子園に野球部を送り込む、そんな夢もお話いただきました。
本当に実現するといいですね。この応援歌「いざや四谷」が甲子園のスタンドに鳴り響いたら、僕もとっても嬉しいことだと思います。

今日以降はこの「旗影高く」という校歌、そして「いざや四谷」という応援歌、これが小椋佳が作った歌というよりも、みなさん一人ひとりご自身の歌として、愛し慈しんでいただくと大変嬉しいと思います。よろしく。

プロフィール

小椋 佳
1944年1月東京、上野に生まれる。
67年東京大学法学部卒業後、日本勧業銀行(現みずほ銀行)に入行。同行に約四半世紀勤務、浜松支店長・本店財務サービス部長等を経て93年退職。
94年東京大学法学部に再入学。文学部思想文化学科に進み、哲学専攻にて2000年大学院修士号取得。この間、71年初アルバム「青春・砂漠の少年」を発表。3作目のアルバム「彷徨」は100万枚のセールスを突破。以来、ソングライターとして、布施明、中村雅俊、堀内孝雄、美空ひばり等、多数のアーティストへ作品を提供。
「シクラメンのかほり」「俺たちの旅」「夢芝居」「愛しき日々」「愛燦燦」など数多くのヒット作品がある。
公式サイト:https://ogla-kei.club/profile/