「中学校不登校で高校には進学する予定。けれど、その後が心配です」
「通信制高校って聞くけれど、結局卒業して終わりでしょ?」
そんな相談を受けました。同じような不安を持っているご家庭が多いようです。そこで今回は、中学から不登校でも大学受験を目指せる通信制高校を解説していこうと思います。
不登校だと高校の進学先が限定されてしまう

まずは、不登校の生徒の進学問題についてです。
全日制高校を受験する場合、内申書も合否に影響します。中学校での欠席日数に対して各高校で判定基準があります。皆勤賞の場合は加点になる、という話を聞いたことがあるかもしれません。欠席日数が原因で不合格になる可能性も、やはり、あります。
欠席日数について、一般的には中学校3年間で30日程度がボーダーラインとされています。「1年あたり10日程度」というのが大きく減点されない最低ラインと考えられています。なお、私立高校の推薦入試における欠席日数上限はさらに厳しくなる傾向が見えます。
入試の不登校枠もある
高校受験において、不登校の生徒に配慮した選考として「不登校枠」を設けているケースも存在します。「欠席に関する記録を見ない」「欠席理由を十分考慮する」などの特別な措置がされますが、これらは自治体(教育委員会)や高校に委ねられています。すべての自治体、高校において不登校枠があり配慮される、というわけではありません。
【東京都の場合】
欠席の事情を説明する必要がある場合など、都立高校に理解してほしい事情を説明する必要がある場合、志願者は、自己申告書(様式13)を志願する都立高校の校長に提出することができる。引用元: 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱の細目
【神奈川県の場合】
Q 現在私立中学3年生で、神奈川県内に住んでいます。中学校を長期欠席しているのですが、公立高等学校に志願できますか。また、選考で不利になることはありますか。A 志願資格を満たしていれば、どなたでも志願することができます。
出欠状況は選考の資料に含まれないので、長期欠席していることにより、選考で不利になることはありません。また、病気など特別な理由で中学校を長期間欠席した人は、選抜方法の取扱について配慮の申請をすることができます。申請できる内容や申請するための条件があるため、中学校等の先生とよく相談して、申請内容について確認してください。引用元: 神奈川県ホームページ ホーム>教育・文化・スポーツ>入試・進学>公立高校入学者選抜>神奈川県公立高等学校入学者選抜について>
高校には通わず大学を目指す方法もある

高校には進学したくないけれど、大学進学は希望しているという中学生もいるでしょう。話を聞いてみると、意外にも多いのです。不登校の中でも、特に人間関係や学校生活への不適合が原因で中学校に通えなかった場合には、「学校が無理」という気持ちになっています。しかし、決して勉強が嫌いなわけでも、将来をあきらめているわけでもないのです。
「高校に行かないなんて!!」と思ってしまうかもしれません。しかし、生徒本人にとってはそれほど「学校に通う」ということが大きなストレスになっているということを受け止めてあげたいものです。
この場合選択肢として出てくるのが「高認試験」です。
高認試験について詳しくはこちらのページでも解説していますので、あわせてご確認ください。

全日制以外の高校への進学「通信制高校」
「高校には行きたいけれど、毎日通うのは無理」「どこかに所属していた方が安心できる」
そんな場合には、通信制高校という選択肢があります。
通信制高校では、実際に学校に通う必要のあるスクーリングの日数をできるだけ抑えて、自宅で学習できるコースもありますので、検討してみるとよいでしょう。少しずつ学校への抵抗感が薄れ、「通ってみようかな」という気持ちになるかもしれませんので、スクーリングはよい練習になるははずです。
大学受験を目指すのであれば、進学のためのコースが準備されている通信制高校を選択するのが良いでしょう。一言で「進学コース」と言っても高校によってサポート内容も様々です。中学校の学習内容の学び直しや日々の勉強計画、最新の大学進学情報の提供、質問サポート等、志望校合格までの学習カリキュラムが充実しているかどうか、入学前にチェックしておきましょう。
進学率に注意
進学率は高いけれど、実は指定校推薦での進学が多いという通信制公庫があります。実際の進学先を確認してみると、MARCH以上の難関大へほとんど進学していないというようなケースです。「行ける大学」ではなくて、「行きたい大学」に行けた方が、充実した大学生活を送れるはずです。志望校を目指せるサポートを受けられるか?進学率だけでなく、学習サポートについてもしっかり確認しておきましょう。
自由度が高い学校で「やりたいこと」を見つける
通信制高校の特徴の1つが、学校に縛られないということです。授業等での拘束時間が圧倒的に短いので、自分の趣味に時間を費やすこともできますし、学校のイベントに積極的にかかわって運営していくという選択も可能です。
「通信制高校だと自宅学習だし、家にこもってしまうのでは?」という心配もあるかもしれませんね。そうしたデメリットをクリアするために、通信制高校では様々なカリキュラムやプログラムが実施されています。具体的にどのような授業が受けられるのか、事前に確認しておきましょう。
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