大学受験に強い通信制高校は?通信制高校から大学進学は難しい?

もしかすると通信制高校への進学を検討している方、もしくは現在在学中の方の中には、「通信制高校から大学進学は難しい」という意見を目にして、「大学に行けないのかな?」と心配になっていないでしょうか。通信制高校の進学事情を詳しく知ることで不安を解消しましょう!

この記事では、大学進学に強い通信制高校について解説していきます。

なぜ「通信制高校から大学進学できない」と言われるのか

まずは、通信制高校からの大学進学が「難しい」と言われてしまう背景について、実際の客観的なデータから見ていきましょう。

文部科学省が公表している「学校基本調査(令和7年度・2025年12月公表確定値)」によると、全日制・定時制高校の大学等進学率が 62.6% であるのに対し、通信制高校の大学等進学率は 28.6%(約30%) となっています。
全日制高校と比べると進学率は約半分ほどに留まるため、「通信制からの大学進学は難しい」というイメージを持たれがちです。しかし、裏を返せば「通信制高校に通う生徒の約3割(約3人に1人)は、実際に大学等へ進学している」とも言えます。

では、なぜ全日制に比べて進学率が低くなってしまうのか、その具体的な「3つの理由」と対策を見ていきましょう。

理由(1)学校の勉強レベルは易しい
理由(2)受験へのモチベーションが維持しにくい
理由(3)受験情報が不足している
理由(4)そもそも受験を希望していない

では1つずつ見ていきましょう。

理由(1)学校の学習レベルは易しい

通信制高校の勉強のレベルは、一般的に教科書レベルとなっています。レポート課題も多く、教科書の内容をまとめるなど、大学受験の勉強とは方向性も異なることが多く、受験勉強とのギャップを感じる生徒も多いようです。

理由(2)受験へのモチベーションが維持しにくい

通信制高校の大学進学率は、全日制高校の大学進学率よりも低くなっています。また、自宅学習がメインであり、友達と一緒に志望校を目指して頑張る経験やほかの人の受験勉強の様子などを知る機会が少ないため孤独感を感じやすく、大学合格を目指すモチベーションの維持に苦心するケースも少なくありません。

理由(3)受験情報が不足している

通信制高校に通いながら大学進学を目指す人が少なく、そのため学校の先生が大学入試に関する情報を十分に持っていないこともあります。効率的な受験勉強のための経験値や情報量が圧倒的に不足しているという背景から、適切な進路指導が期待できないという現状があります。

理由(4)そもそも大学受験を希望していない生徒が多い

通信制高校の大学進学率が全日制より低くなる最大の要因の一つは、そもそも最初から大学進学を希望していない生徒が多いという点にあります。
文部科学省の同調査(令和7年度)によると、通信制高校の卒業生のうち、専門学校(専修学校)への進学率は約24%となっており、これは全日制・定時制高校の約16%を大きく上回っています。
通信制高校を選ぶ生徒の中には、

  • 「早く社会に出て特定の技術や資格を身につけたい(専門学校進学)」
  • 「芸能活動やスポーツ、クリエイティブな活動に集中したい」
  • 「自分のペースで無理なく高校卒業資格を取りたい」

といった明確な目的を持っている人が多く、自由な時間を活用して自立した進路を歩んでいます。
通信制の大学進学率が全日制よりも低い理由は、大学に行けないことを必ずしも示すものではなく、生徒一人ひとりの多様な進路選択の結果と言えます。

大学進学に向けた通信制高校選びのコツ


ここまで見てきた通り、通信制高校から大学進学を目指すためには、大学受験に特化した環境やサポートを自ら意識的に選ぶ必要があります。

大学進学コースを選ぶ

公立と私立であれば、私立通信制高校の方が大学受験サポートは充実している傾向にあります。
さらに、指定校推薦(学校推薦型選抜指定校制)を目指す場合、志望大学の指定校枠があるかどうかを調べておきましょう。ただし、高校入学時にはあった指定枠が、いざ受験する年に確認してみたらなくなっていた…ということも制度上ありえますので要注意です。

指定校推薦の制度について知るには、こちらの記事も参考になさってくださいね。

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学習サポートが充実している学校を選ぶ

一部の通信制高校においては、大学進学コースのほとんどの人が推薦での進学で、学力試験である「一般選抜」での大学進学はほとんどない!というケースもあります。一般選抜で、中堅大学・難関大学を目指す場合には、大学合格実績を確認する際に進学先や受験方式についても合わせてチェックしてみてください。

なお、ほとんどの方が高校入学とともに提携しているサポート校にも入学しますが、通信制高校ではなくサポート校で受験対策を実施するというケースもあります。その場合には、サポート校のカリキュラムを事前に確認しておくと安心です。もしサポート校でも大学受験対策が行われていない場合には、大学受験予備校を併用することで、受験勉強に取り組んでいくとよいでしょう。

進路指導や受験情報が充実している学校を選ぶ

大学受験は「情報」も非常に重要になってきます。志望大学を受験するにしても、どの学部・学科を受験するのか、選択科目が何にするか、入試方式はどれか、併願校はどうするかなど、勉強以外にも考えなければならないことがたくさんあります。限られた時間の中で効率的に勉強するためには受験戦略が必須ですが、受験戦略を立てる上で必要なのは「大学入試情報」です。過去の合格実績のほか、最新の情報を活用することで受験を有利に進めることができます。

通信制高校からの大学進学に関するよくある質問(Q&A)

Q1.通信制高校から大学受験を目指す場合、塾や予備校は行くべきですか?
A.一般選抜(一般入試)での合格を目指す場合は、大学受験に特化した塾や予備校を併用することをおすすめします。
通信制高校の普段の授業やレポート課題は、教科書レベルの基礎的な内容が中心です。そのため、それだけで大学(特に中堅〜難関大学)の入試問題を解くための学力を身につけるのは非常に困難です。また、通信制高校は自宅学習が多いため、「家では勉強の計画が立てられない」「大学入試の仕組みが複雑で調べるのに時間がかかる」という課題も生じがちです。
塾や予備校を活用することで、受験に必要な応用力を効率よく身につけ、プロの受験コンサルタントによる進路指導や学習管理を受けながら、安心して受験勉強を進めることができます。

ただし、通信制高校の進学に特化したコースやクラスがあり、十分なサポートが期待できるようであれば、必ずしも塾や予備校に通わなくてもよいでしょう。四谷学院高校の進学コース・理系進学コースならば、受験予備校四谷学院の55段階をはじめとする受験サポートをそのまま活用することができます。詳しくは四谷学院高校進学コース・理系進学コースのページをご覧ください。

Q2.通信制高校からの大学受験は、推薦入試(総合型選抜・学校推薦型選抜)で不利になりますか?
A.いいえ、決して不利にはなりません。むしろ、通信制高校の特性を活かして有利に進められるケースも多くあります。
大学入試における「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜(推薦入試)」では、高校の種類(全日制・通信制)によって差がつけられることは原則ありません。
むしろ通信制高校は、全日制高校に比べて自分の自由に使える時間が多いという大きな強みがあります。この時間を利用して、例えばスポーツや芸能など、自分自身の活動に打ち込むことができます。ほかにもボランティア活動、留学、資格取得、専門分野の自主学習などの課外活動は、面接や小論文で強力なアピールポイントになります。また、課題をしっかりこなすことで高い評定平均(内申点)を維持しやすい点も、推薦入試において有利に働きます。

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Q3.通信制高校から難関大学(GMARCH・関関同立・国公立など)への合格は可能ですか?
A.はい、十分に可能です。実際に毎年多くの通信制高校生が難関大学に合格しています。
ただし、合格するためには「全日制高校の受験生に負けない学力」を身につけるための正しい対策と環境が必要です。通信制高校の枠にとらわれず、早い段階から自分の学力レベルに合わせた受験勉強をスタートさせることが重要になります。
四谷学院高校の進学コースでは、基礎からスモールステップで学べる「55段階個別指導」と、理解力に合わせた「科目別能力別授業」を組み合わせることで、通信制高校に通いながら無理なく難関大学合格レベルの実力を身につけることができます。四谷学院高校の合格実績は、合格者の体験談とともに公開されています。

まとめ「通信制高校から大学進学は難しい?大学受験に強い通信制高校は?」

今回は、通信制高校から大学進学について解説しました。大学受験に強い通信制高校の特徴もおわかりいただけたかと思います。
大学進学に強みがある通信制高校を選べば、「進学が難しい理由」は解消できます。
「通信制高校だから……」という理由で大学進学をあきらめる必要がありません。

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なお、コースに関しては計画申請の結果等により、一部変更となる可能性があります。学習内容やカリキュラムについて、詳しくは四谷学院高校の説明会でお伝えしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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