
通信制高校からの大学進学者が増えてきました。全日制と同じように、難関大学や医学部の合格を果たしている生徒もいます。通信制高校は、学校によって大学受験のサポート体制や指導内容がさまざまなので、自分に合った学校を選ぶことが大学進学において最も大切です。
この記事では、大学進学に強い通信制高校の特徴と学校選びのポイントをまとめました。
この記事でわかること
- 大学進学に強い通信制高校が持つ3つの特徴
- 進学実績を正しく読み取るポイント
- 学校選びで確認すべき5つのチェック項目
大学進学に強い通信制高校の3つの特徴

特徴1:大学受験を見据えたカリキュラム
大学進学に力を入れている通信制高校では、受験を意識した専用コースやクラスを設けているところが多くあります。一般入試・総合型選抜・学校推薦型選抜など、複数の入試方式に対応したカリキュラムが用意されており、生徒それぞれの志望に合わせた学習計画を立てることができます。
予備校や塾との提携を行っている学校では、受験対策の授業を在学中から受けることができます。高校の学習と受験対策を一体で進められる環境は、進学を目指す生徒にとって大きな強みです。
特徴2:一人ひとりの理解度に対応
通信制高校の強みのひとつは、学習ペースを自分で調整できる柔軟さです。大学進学に強い学校では、その柔軟さを活かしながら、個別指導や少人数制の授業を取り入れているケースもあります。
苦手科目への集中的なフォローや、得意分野をさらに伸ばす応用的な内容まで、先生と相談しながら学習計画を組み立てられる体制が整っています。
特徴3:高い専門性をもつ受験サポート
進路指導の専門スタッフが、志望校選びから出願書類の作成、面接対策まで一貫してサポートしてくれる場合があります。特に総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜などの推薦入学では、自己アピールや小論文の内容が合否に大きく関わるため、丁寧な個別指導が受けられる環境はとくに重要です。
過去の合格実績をもとに積み上げてきたノウハウを、在学生の指導に活かしている学校を選ぶことで、受験準備をより着実に進めることができます。
進学実績の見方と注意点

合格者数だけで比較しない
学校が公表する「合格者数」には、一人の生徒が複数の大学・学部に合格した場合もすべて計上されるケースがあります。そのため、合格者数の数字が大きくても、実際に進学した生徒の人数とは異なることがあります。近年、大手予備校の駿台が合格実績の公表方法を見直し、一部データの発表を取りやめたことが報じられました(Yahoo!ニュース参照)。こうした動きは、数字の大きさよりも、「どのように勉強して合格できたのか?」に目を向けることの重要性を示しています。
合格実績はあくまで参考情報の一つであり、学習の仕組みや指導内容、学習環境といった要素こそが合否を左右します。学校を選ぶ際は、「自分はここで頑張れそうか」と自分に当てはめて確認することをおすすめします。
「推薦入試」と「一般入試」を確認する
実態をより正確につかむためには、合格者数よりも以下の指標に注目するのが有効です。
| 確認したい指標 | 重要な理由 |
|---|---|
| 推薦か一般か | 対策の時期や内容が異なります |
| 国公立か私立か | 共通テストの有無や受験科目数が異なります |
| 理系か文系か | 理系学部の場合、受験に必要な科目と高校で履修する科目が異なる場合があります |
| 自分の志望大学・学部への合格実績 | 指導実績の有無を確認できます |
指導方針や学習の仕組みに注目する
進学実績と同じくらい大切なのが、その実績を生み出している学習の仕組みです。どのような授業形式で、どんなサポート体制があるのかを確認することで、自分に合った環境かどうかを判断できます。単に「予備校と提携している」だけでは、実際にどんな指導を受けられるのかわかりません。実際には授業映像が提供されるだけ…という話も耳にします。具体的な指導内容や学習計画の立て方についても積極的に確認しましょう。
自分に合った通信制高校の選び方

5つのポイントを確認する
学校選びでは、以下の5つの観点から情報を集めると整理しやすくなります。
(2)個別指導や質問サポートの有無
(3)推薦入試/一般選抜の対策サポートの有無
(4)予備校・塾との連携
(5)進路サポートの内容
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
(1)進学コースの有無
高校を卒業するための勉強と、大学に合格するための勉強とは、似ているようで大きく異なる部分があります。そのため、進学に特化したコースやクラスの方が効率よく対策することができます。特に理系学部を目指す場合には、高校の単位認定のための科目と受験科目が異なる場合がありますので、注意しましょう。
通信制高校から大学進学を考えるうえで、ひとつ知っておいてほしいことがあります。それは、大学受験で必要な科目すべてを通信制高校で学べるとは限らないということです。特に、理系大学を目指す場合には、受験に必要な科目が授業にない …
(2)個別指導や質問サポートの有無
自宅学習がメインとなる通信制高校では、苦手科目のフォローは非常に重要です。疑問を残したまま放置してしまうと学力が伸びないだけでなく、やる気も失われてしまいます。気軽に質問できる環境が整っているかどうか、確認しましょう。
(3)推薦入試/一般選抜の対策サポートの有無
大学進学と言っても、推薦入試か一般選抜かで対策の仕方が全く異なります。推薦入試ならば、出願書類の作成や面接対策が必要ですし、一般選抜ならば大学受験レベルの学習指導が必要です。「進学サポート」とあるだけではどちらか分からないので、具体的な入試方式の確認も行いましょう。
中学生や保護者の方にとって、高校選びは大きな決断です。特に最近では推薦入試による大学進学者も増えており、「通信制高校って評定が高く取りやすいと聞くけれど、大学の推薦や総合型選抜で本当に役立つの?」という疑問を持つ方も多い …
(4)予備校・塾との連携
通信制高校の生徒が塾や予備校と併用することは、全日制と変わらず一般的です。もし在籍校が予備校・塾と提携しているようならば、それを活用することでダブルスクールを避けられます。費用の節約だけでなく、精神的な負担減にも直結するため、学校選びの際には確認しておきたいポイントです。
通信制高校を検討するにあたり、高校のほかにもサポート校や予備校についても調べる必要があります。 通信制高校は自宅学習だし勉強の負担は少ないと考えがちですが、大学受験を見すえる場合には、実はそうとも言えません。 今回は、通 …
(5)進路サポートの内容
大学入試方式の区別だけでなく、大学入試には様々な知識や情報が必要です。志望校をどこにするか、どの科目・方式で受験するか、併願校はどこにするか、共通テストは受けるのか、受験スケジュールはどうするか…考えることはたくさんあります。すべて一人で調べることはかなり負担があります。専門性の高い進路指導を受けることで安心して勉強に集中することができます。
まとめ
大学進学に強い通信制高校を選ぶうえで押さえておきたいポイントを解説しました。通信制高校には、一人ひとりの目標に合わせた学び方ができる環境が整っています。一方で、授業の進め方や指導方針は学校によって大きく異なります。パンフレットやWebサイトの情報で気になる学校が出てきたら、実際に体験入学や学校見学に参加しましょう。複数の学校を比較することで、それぞれの特色や強みの違いが明確になり、自分に合った環境を選びやすくなります。ぜひ実際に足を運んでみてください。

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