「うちの子、勉強に興味がなさそうで……」「高校に行っても続けられるのか心配」。そんなお悩みを抱える保護者の方も多いのではないでしょうか。でも、勉強が苦手な子どもたちの中にも「学びたい」という気持ちが眠っています。
この記事では、勉強が苦手な中学生に合った通信制高校の選び方について、理由別にポイントを整理してご紹介します。お子さまの将来の可能性を広げるヒントになれば幸いです。
目次
この記事でわかること
- ・ 勉強が苦手な中学生が抱える不安とは
- ・ 通信制高校の授業でやる気が芽生えた実例
- ・ 通信制高校の選び方と比較ポイント
勉強が苦手な理由・嫌いな理由
勉強が嫌いという気持ちの背景には、さまざまな理由があります。
- 心身の不調で不登校となり、学校の授業についていけなくなった
- 小中学校で勉強につまずいてしまった
- 自分の好きな分野を勉強したい
- 集団授業という授業形態が苦手
- 「勉強しても無駄だ」と自信が持てない
- 部活や課外活動との両立が難しい
- 先生が嫌い など
いずれのケースにも共通する解決策があります。
それは「勉強の環境を整えること」です。
学習環境を整えるということ
学習環境には、場所だけでなく、人、カリキュラム、サポート体制などさまざまな要素があります。
- わかりやすく教えてくれる先生
- 苦手を克服する学び直しができるカリキュラム
- 自分のペースで学べる個別指導もしくは少人数指導
- モチベーションを保ち、達成感を味わえる授業内容
- わかりやすく、使いやすい教材
- 一緒に学ぶ仲間との関わり
- 静かで集中できる勉強スペース
「先生」も環境の一部
よくよく生徒たちに話を聞いてみると「先生が嫌い」という理由で勉強が嫌いになったというケースも少なくありません。
反対に、「この先生の授業は面白い」と感じることで、やる気に火がつくこともあります。
つまり、勉強が苦手になる原因の多くは、お子さまの内面だけでなく、勉強時間、集中できる状況、そして授業スタイルやカリキュラム、先生の教え方などによる影響も大きいのです。
通信制高校のメリット
通信制高校は、「自由」「マイペース」といったこれまでのイメージに加えて、近年では「やる気を育てる学び直しの場」として注目されています。
【主なメリット】
- 自分のペースで勉強できる
- 登校日数や学習スタイルを選べる
- 学校の拘束時間が少なく、自由時間が多い
- 最短3年で卒業できる
理由別・通信制高校の選び方のポイント
心身の不調が心配な場合
- 不登校者専用のコースがある
- カウンセラー(有資格者)によるサポートが受けられる
- オンラインで受講できる
- スクーリングの負担が少ない
小中学校で勉強につまずきがある場合
- 小中レベルからやり直せるカリキュラムがある
- わかりやすい授業が受けられる
- 理解に応じて段階的に進められる
- 質問しやすい雰囲気がある
自分の好きな分野を勉強したい場合
- 本質的な理解を重視した授業がある
- 専門学校や大学への進学指導がある
- 進学実績がある
集団授業が苦手な場合
- 個別・少人数指導がある
- オンライン受講が可能
- 質問しやすい
「勉強しても無駄」と思っている場合
- 成功体験を積みやすいカリキュラム
- 丁寧でわかりやすい授業
- 少しずつ達成感を得られる仕組み
部活や課外活動と両立したい場合
- 登校の負担が少ない
- 自宅で受けられる授業がある
- 時間を柔軟に使える
勉強が苦手でも、「がんばる力」は育つ
「うちの子は頑張れない」「勉強向きじゃないかも」と決めつけてしまうのは、少し早いかもしれません。通信制高校では、自分のペースを大切にしながら、「やってみようかな」という気持ちを育てていくことができます。
通信制高校を比較するときに見るべきポイントとは?
通信制高校は、それぞれ重視している目的やスタイルが異なります。選ぶ際には、「どんな学び方をしたいか」「どんな高校生活を送りたいか」を明確にしたうえで比較することが大切です。
- 卒業資格を取得することを重視
- 学校生活を楽しむことを大切にしている
- 自分の力を伸ばすことを重視
通信制高校転校を考えるタイミング
通信制高校への転校は、中学卒業後すぐだけでなく、高校1年生・2年生の途中からでも可能です。今の学校生活が合わないと感じているなら、できるだけ早めに情報収集を始めるのがおすすめです。
保護者にできるサポートとは
子どもが勉強に苦手意識を持っているとき、保護者の言葉が大きな支えになります。「できている部分」を見つけて一緒に確認する、そして「頑張ればできるかも」と自分を信じることができるような声かけや、本人の抱える不安など話を聞いてあげられる姿勢が大切です。
通信制高校の資料請求や説明会のススメ
通信制高校はカリキュラムも様々で、学校によってコースや学び方、そして雰囲気も大きく異なっていす。興味のある学校がみつかったら、まずは資料を取り寄せたり、学校説明会に参加してみたりすると良いでしょう。その際には、通信制高校の知名度や規模ばかりでなく、本人が「ここなら通えそう」と思える感覚を大切にしてください。
高校時代の「がんばった経験」は将来の自信に
「わかった!」「できた!」という体験は、子どもたちにとって大きな自信になります。「高校を卒業する」ことも目標のひとつですが、何かに夢中になった経験は、社会に出てからの「生きる力」になります。通信制高校では、ぜひ様々な「がんばる経験」「自分もやればできる」と思える体験を重ねていただければと思います。
四谷学院高校の授業は「面白い!」
四谷学院高校は「学ぶことは楽しい」という考えが根底にあります。
それは校歌にもこのように表現されています。
ここ四谷学院に集う 私たちは思う
人生をしかと眺めれば 勉学は楽しみ
贅沢な遊びでさえある 時間と自由との
価値深く認識する者 一生懸命を
常なる心がけと抱き 身を尽くして磨く引用元: 「旗影高く」1番より四谷学院高等学校校歌
知らないことを知る、分からなかったことがわかるようになる。これはとても嬉しいことで、楽しいことであるためです。
だから、四谷学院高校では、授業1コマは45分。黒板を使った丁寧な映像授業で、なんとなくで観るだけでなく、しっかり理解を深められる授業となっています。
負担が少ないように安易に授業を短くするのではなく、面白くて夢中になれる授業を目指しています。
四谷学院高校の生徒の声

化学基礎の授業が本当にわかりやすくて、びっくりしました!
授業の時間を聞いて最初は長いと思ったけど、すごくわかりやすくて、気づけばメモをいっぱい取ってました
「わかるって、こんなにうれしい」「化学が面白いなんて!」と目を輝かせて話してくれた生徒さんのように、やる気のスイッチが入る瞬間は誰にでも訪れます。
まとめ:勉強が苦手な中学生こそ、学ぶチャンスを
通信制高校は、勉強が苦手でも、嫌いでも、その気持ちを受け止めてくれる場所です。学びやすい環境を整えることで、誰でも「やってみようかな」という気持ちが芽生えていきます。
お子さまの「学びたい」という気持ちを大切にしながら、新しい一歩を応援してあげてください。
四谷学院高校なら、ご希望に合わせて柔軟な対応が可能です。入学時期や転編入に関するご相談は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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今回は、「通信制高校って何?」「興味はあるけどよくわからない」という方のためのオンライン・ガイダンスです。四谷学院高校のことをご紹介するとともに、初めて通信制高校について知る方のための入門的な内容となっています。
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だれでも才能を持っています。でもその才能は優れた学習システムと優秀かつ熱心な先生との出会いなしに開花することはできません。「英語が苦手」「数学が苦手」という人は、教え上手な先生に出会ってこなかっただけ。正しいやり方で学びの楽しさを味わうことができれば、「英語が好き」「数学が好き」に変身します。
「だれでも才能を持っている」という理念のもと、あなたに「やればできる」「学ぶことは楽しい」という体験をさせる、これが私たちの使命です。