こんにちは、四谷学院高校です。

通信制高校は全日制高校と、色々な点で比較されることが多いかと思います。そもそも毎日学校に通わなくていいので、それに伴って時間割や行事など、一般的な高校とは異なることが多いですよね。
同じ部分もあれば、違う部分もある通信制高校ですが、今回は通信制高校の「制服」と「校歌」をご紹介してみようと思います。

通信制高校に制服はあるの?

通信制高校には、学校の指定の制服がある高校や私服OKなど、高校によって様々です。簡単にまとめると以下のようになっています。

制服がある女子用のスラックスをはじめ、複数パターンの制服が用意されている高校もあります。
制服がない私服で登校できます。メイクやネイル、アクセサリーもOKといった自由な学校もあります。
制服か私服を選択できる制服は任意購入で、私服でも通学OKです。
標準服がある普段は私服でもOKですが、式典では必ず着用します。

服装自由の通信制高校が多い

結論から言えば、通信制高校は全日制高校に比べて、服装の自由度が高いと言えます。制服の有無だけでなく、髪色やメイク、ネイル、アクセサリー等の面から見ても、本人の意思を尊重する傾向があります。
その一方で、学校生活から社会のルールやマナーを身につけるために、制服や標準服の着用を義務付けている高校もあります。校風や方針によって自由度が異なるので、事前に確認しておく良いでしょう。

それぞれの特徴について詳しく見ていきます。

制服がある

通うのが楽しくなりそうなかわいい・かっこいい制服が多いと言われています。中には人気ブランドがプロデュースしている場合もあります。
最近の高校の制服では女子用のスラックスも一般的になってきましたが、通信制高校においてはさらに自由度が高く、ブレザーやスラックスの色や形、リボンやネクタイなど、デザインや機能性などから、自分で選ぶことができるような学校もあります。
「制服を着る」ということ自体を楽しみ、自分なりのアレンジをしている通信制高校生も多いようです。

制服がない

制服は定められておらず、私服で登校します。自分のしたいファッションで通学することができ、自分らしい服装で通うことができます。メイクやネイル、アクセサリーもOKといった自由な学校もあります。
何を着ていけばいいか迷うのがイヤな人や、制服に憧れがある人は「制服風の服装(なんちゃって制服)」を選ぶこともできます。オンラインで気軽に購入でき、様々なデザインが幅広く準備されています。
なお、「制服がない=服装の自由度が高い」というわけではありません。制服はないけれど、髪染めやメイクはNGになっている高校もありますので、注意しましょう。

制服か私服を選択できる

制服はあるものの任意購入なので、必要がない人は制服を着る必要はありません。制服でも、私服でも、どちらで通学してもかまいません。また、その日の気分によって選ぶこともできる高校もあります。

標準服がある

「制服」ではなく、「標準服」が指定されている高校もあります。普段の服装は自由ですが、式典では必ず標準服を着用するように義務付けられています。式典のみの着用でも、毎日制服のように着用してもどちらでも構いません。

通信制高校に校歌はあるの?

通信制高校にも、全日制高校と同じように「校歌」があります。意外に思われてかもしれませんね。校歌は、建学の精神や理想とする生徒像、校風などをあらわされることが多く、学校の理念や教育方針が校歌から見てとれます。校歌を見れば、その通信制高校がわかると言っても間違いではないでしょう。

いくつか特徴的な通信制高校の校歌をご紹介しましょう。

NHK学園高等学校

NHK学園高等学校の校歌は「最高のぼくら」は、作詞は松本隆さん、作曲は秦基博さんが担当されています。「傷ついた心に寄り添う曲として多くの若者に広く知ってもらいたいという思いが込められている」とのことです。

N高等学校

N高等学校の校歌は『代数Nの方程式』はゲームクリエイターとしても有名な志倉千代丸さんが作詞を担当、作曲はアニメの楽曲を多く手がける田中公平さんです。
S高等学校の校歌は『夢で描けば』です。人気ボカロプロデューサーの40mPが作詞・作曲・編曲を手掛けました。
R高等学校の校歌は久石譲さんが担当し、2025年4月の入学式でお披露目予定としています。
いずれもN高らしい作詞・作曲者の方々です。

鹿島朝日高校

鹿島朝日高校は「鹿島朝日高校 みんなの校歌 合唱プロジェクト」として校歌を作りました。生徒有志とシンガー・ソングライターの大野靖之さんの協力によるものです。大野靖之さんは「歌う道徳講師」と呼ばれ、全国1000回以上の学校ライブを行っているそうです。

屋久島おおぞら高校

屋久島おおぞら高校は、「校歌プロジェクト」を立ち上げて校歌を作成しました。校長で科学者の茂木健一郎先生が監修し、新・純邦楽ユニットのWASABIと生徒たちが協力して高価を考えました。

クラーク記念国際高等学校

クラーク記念国際高等学校の校歌は「受験生ブルース」などのヒット曲で知られるフォークシンガー高石ともやさんが作詞作曲しました。

四谷学院高等学校

四谷学院高等学校の校歌「旗影高く」は「シクラメンのかほり」「俺たちの旅」「夢芝居」「愛しき日々」「愛燦燦」など数多くのヒット作品で知られる小椋佳さんが作詞作曲しました。「自らを尊しと思う自尊の心」を中心とした思いが校歌に込められています。
東京大学卒業の小椋佳さんは、実は80歳を超えた今でも学びを続けているということで、週2時間のフランス語をはじめ、哲学も学ばれているそうです。四谷学院高校の校歌にある「人生をしかと眺めれば勉学は楽しみ 贅沢な遊びでさえある」はまさに自分の実感として思いを持っていると話されています。

小椋佳さんのインタビューはこちらから視聴できます。
四谷学院高校の校歌・応援歌を聞く

保護者の質問2

東京大学には校歌がない?
通信制高校にもある「校歌」ですが、実は日本でもっとも有名な大学「東京大学」には校歌がないことをご存じですか?東京大学運動会歌「大空と」(北原白秋の作詞、山田耕筰作曲)と東京大学応援歌「ただ一つ」を「東京大学の歌」としています。 この「ただ一つ」は学生が作った歌で(作詞:大森幸男、作曲:山口琢磨)、冒頭には「ただ一つ旗かげ高し」とあります。四谷学院高校の校歌「旗影高し」もここからきているようです。

実は応援歌もある!

通信制高校は校歌がありますが、実は「応援歌」のある高校もあるんです!
例えばクラーク記念国際高校のように野球部が甲子園に出場すれば、応援歌を歌われる機会が多いかと思います。N高の校歌は音楽家、SASUKEさんがN高在学中に依頼を受けて作成しました。他にも四谷学院は、「いざや四谷」という応援歌を発表しています。

まとめ「通信制高校に制服はあるの?校歌はあるの?」

通信制高校は、全日制高校と異なる点があります。今回は、「制服」と「校歌」について違いを見てきました。
「え?通信制高校が?」と意外に感じた部分もあったかもしれませんね。通信制高校は、全日制高校と同様に「積極的な選択肢」です。高校進学で迷っている中学生、そして保護者の方に、ぜひ通信制高校も進む道のひとつとして検討いただければと思います。


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四谷学院ブログ編集部

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