高校の特に進学校では、学業のレベルも課題も厳しく、プレッシャーを感じることも多い環境です。夏休みになると、ふと「本当にこのままでいいのだろうか」と自分の気持ちに向き合う時間が増えるかもしれません。無理を続ける前に、一度立ち止まって今の学校生活を見直す良い機会です。

この記事でわかること

進学校での毎日に違和感を持ったときの選択肢「通信制高校」

大学進学を目指す場合の通信制高校のメリット・デメリット

四谷学院高等学校なら通信制高校から難関大学を目指せる

進学校への進学=正解なのか?

頑張って入った進学校。このまま通い続けることも一つの選択肢ですが、それが必ずしもすべての人に合うわけではありません。「せっかく合格したんだから、辞めるなんてとんでもない!」そんな周りの声もあるかもしれません。

しかし、学校の良し悪しは偏差値や実績で判断するものではありません。自分学び方や気持ちにマッチしていない高校に通い続けるのは、精神的にも大きな負担となってしまいます。

「転校」という選択肢

そんな時、「転校」という選択肢もあることを、知ってほしいのです。転校は、「より自分らしく学ぶ」ための前向きな選択です。「このままでいいんだろうか…」と考えたときに「別の道もある」ということを知るだけで、気持ちが軽くなったり、頑なさがほぐれたりすることもあります。
保護者の方も、お子さまの気持ちを尊重し、一緒に最適な進路を考えていきましょう。

この夏に考えるべきこと

いまの高校に違和感を持ったならば、この夏、自分の気持ちを整理してみましょう。学校が休みのタイミングだからこそ、できることかもしれません。どんな将来を選ぶにせよ、「これからのことを考える」というステージは、決して回り道にはなりません。

・違和感を持ったきっかけを思い出してみる。

・高校生活において「自分が最も優先したいこと」は何かを考えてみる。

例:友達と楽しく過ごす、大学受験を目指す、部活動に全力で取り組む‥‥など

・このまま学校に通う際に、この夏やるべきことを考えてみる。

・転校する場合のメリットとデメリットを考えてみる。

・休学する場合のメリットとデメリットを考えてみる。

転校先の高校の種類


高校を転校する場合、いくつかの選択肢があります。

■公立高校(全日制)への転校

やむを得ない理由がない限り、公立高校(全日制)への転校はできません。どうしても入学したい場合には、入試を受験し高1から入学となります。

■私立高校(全日制)への転校

学校によって転校可能な時期が異なります。また、ほとんどの場合で編入試験が必須です。

■通信制高校への転校

比較的融通が利くのが通信制高校への転校です。特に私立の通信制高校の場合、年間を通じて受け入れている高校が多く、またほとんどの学校で編入試験を課していません。

最も転校しやすいのは通信制高校

最も転校しやすいのは、通信制高校です。「通信制高校があるじゃん」の資料によると、新入学は全体の58%で、転編入学は39%でした。私立の通信制高校だけに限ると、私立の方が転編入を多く受け入れている傾向がある為、転編入の割合はさらに多いと考えられます。

転校しやすい理由としてそのシステムが挙げられます。単位制を導入しているため、カリキュラムを柔軟に調整できることが、年度途中からでもスタートしや酸くなっています。

通信制高校から大学進学を目指す【メリット】

進学校からの転校の場合、多くはこれまで大学受験を視野に入れて勉強してきているので、通信制高校に転校後も引き続き勉強することができるか不安に思う生徒・保護者も少なくありません。しかし、「通信制高校からの大学進学が難しい」というのは昔の話。最近では、通信制高校の特長をうまく活用することで、大学受験に有利になることすらあります。 

全日制高校に比べて学校の拘束時間が少ないため、受験勉強に多くの時間を費やすことが可能です。大学受験の場合は、現役の高校3年生だけが競争相手になるのではなく、浪人生とも戦わなければいけません。いわゆる浪人生はすでに高校を卒業していますから、1日の大半を勉強に使えるわけです。通信制高校の場合には、現役でありながら浪人生並みに学習樹幹を確保することが可能であり、その点では大学受験に非常に有利であると言えるでしょう。

また、大学受験を想定した進学コースを設けている通信制高校も増えており、勉強時間に加えて、難関大学合格に必要不可欠な「受験戦略」を立てて、効率的な受験対策が可能です。

【メリットの例】

  • 自分のペースで学べる:登校日数や学習スタイルを選べるので、無理なく続けられます。
  • 勉強時間を確保できる:高校の拘束時間が短く、勉強に多くの時間を割くことができる。
  • 効率的なカリキュラム:必要な単位を確実に取得でき、受験勉強などのやるべきことに集中できます。
  • 手厚いサポート:個別サポートが充実していることが多く、質問や相談がしやすく、受験戦略を立てやすい環境が整っています。

通信制高校から大学進学を目指す【デメリット】

もちろん、通信制高校にはメリットがあれば、デメリットもあります。

たとえば、教室に生徒同士が集まって過ごす時間が短く、一人で勉強を進めていくために孤独を感じやすくなってしまったり、学校行事などの機会が少なかったり、明確な目的がないと、3年間ほとんど何も得られないままに卒業してしまった…というケースも。

夏休み明けから通信制高校へ転校するには?

通信制高校は9月から転校も可能な学校が多くあります。夏休み中に相談や手続きを進めることができる高校もありますので、単位の引き継ぎや入学手続きの流れについて、事前にしっかり確認して十分に準備しましょう。保護者の方も一緒に情報収集をしてもらえると安心です。

なお、転校は大きな決断です。必ずしも唯一の解決策ではなく、担任の先生やスクールカウンセラーに相談したり、学習ペースの調整や支援制度の利用で問題を解消できる場合もあります。まずは周囲の大人や学校の相談窓口に話をしてみることも大切です。

四谷学院高等学校は9月転校も受け入れています


四谷学院高等学校では、7月・8月もオンライン・来校の個別相談を実施中です。不安や悩みをじっくり伺い、最適な学習プランをご提案します。夏休み明けの転校をご検討の方も、まずはお気軽にご相談ください。

大学進学を目指す方には「進学コース」がおススメ。予備校四谷学院のカリキュラムをそのまま利用できます。通信制高校のほかに塾や予備校は不要。学力を伸ばし、志望校合格を目指せます。

よくある質問

Q.通信制高校には9月からでも転校できますか?
A.はい、多くの通信制高校では9月入学に対応しています。四谷学院高等学校でも9月からの転校が可能です。まずは資料をご請求ください。

▼四谷学院入学案内 「転入学・編入学」

Q.高校を中退するのと、転校するのとでは、どちらがよいですか?
A.転校や休学の検討をお勧めします。中退はいつでもできるので、まずは少し休んで考えてみたり、環境を変えてみたりするのもよいでしょう。
Q.通信制高校でも大学進学はできますか?
A.はい、四谷学院高等学校では進学支援が充実しており、多くの生徒が志望大学の合格を目指して勉強しています。

まとめ:夏休み明けは自分らしい学びに向けて新たなスタートを切るチャンス


進学校の環境に疲れてしまったと感じたとき、「通信制高校に行きたいな…」と思うかもしれません。確かに、転校は一つの大きな選択肢です。しかし、その前にできることがあります。学校の担任やカウンセラーへの相談、支援制度の利用など、様々な方法で問題を解決できるか可能性を考えてみることも大切です。

どんな選択をするにしても、よく話し合い、自分に合った環境で無理なく学びを続けていきましょう。

四谷学院高等学校では、夏休み期間も個別相談を受け付けています。9月からの転校を検討中の方はもちろん、情報収集をしている方や迷っている方もぜひお気軽にご相談ください。


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今回は、「通信制高校って何?」「興味はあるけどよくわからない」という方のためのオンライン・ガイダンスです。四谷学院高校のことをご紹介するとともに、初めて通信制高校について知る方のための入門的な内容となっています。
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四谷学院ブログ編集部

通信制高校を検討されている中高生とその保護者の方にお役に立てるよう、通信制高校や大学受験に関する情報を発信していきます。
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