こんにちは、四谷学院の田中です。
通信制高校に通う生徒さんの中には、「人前で話すのが苦手」「自分の意見をうまく伝えられない」と感じている方が多いようです。その気持ち、とてもよくわかります。実は、その理由にはいくつかの背景があることが多いのです。
この記事では、人前で話すことが苦手な理由や、なぜ話す力が将来にとって大切なのかをやさしくお伝えし、通信制高校での取り組みも踏まえながら、一歩ずつ話す自信をつけるヒントをご紹介します。
目次
なぜ人前で話すのが苦手なのか?
過去の経験から、人と話すことに抵抗を感じている人が多いようです。
具体的には、自分の意見を話したときに友達や先生からバカにされた経験があるとか、一生懸命に話してもちゃんと聞いてもらえなかい、認めてもらえない、という経験があります。
こうしたことが心に残っていると、人と話すことが怖くなってしまうのは自然なことです。誰でも、傷ついたことや不安があると、そこから身を守ろうとしますよね。
人前で話せるようになると得られるものは?
でも、もしも、人前で話せるようになるとどうなるでしょう?
少しずつ話す機会を増やしていく中で、嬉しい経験もあります。
・「それで?詳しく聞かせて!」とさらに話を促してもらう経験
・「私もそう思う!」と共感してもらう経験
・「知らなかった!」と新しい発見を相手に喜んでもらえる経験
なぜ将来のために話す力が大切なのか?
将来、仕事や社会での人間関係を考えると、話す力やコミュニケーション力はとても大切です。実際に、多くの成功者や専門家が「人間関係の問題の多くはコミュニケーションのうまさで解決できる」と言っています。
話す力があると、
・自分の意見や気持ちを相手に伝えやすくなる
・相手の話をよく聞けるようになり、信頼関係を築ける
・自分の苦手な部分を周りの人と助け合える
これらができると、より楽しく豊かな人間関係がつくれます。結果として、学校生活も将来もずっと安心して過ごせるようになります。
どうやって話せるようになるの?
最初のうちは自分が「聞き手」ばかりかもしれませんが、それでOK!よい聞き手になることで、少しずつ「話し手」に近づいていくんですよ。なぜなら人の話を一生懸命聞く中で、「こういう風に聞いてくれたら、自分も安心して話せるな」というイメージが育ってくるからです。
大切なのは、<<安心して挑戦できる環境>>を見つけることです。
少人数から始める
いきなり大勢の前で話すのは誰でも緊張しますよね。まずは少ない人数に向かって話すことから始めましょう。相手は2~3人でもよいと思います。
話し方や聞き方を少しずつ試しながら、自分なりのやり方を見つける
話し方は色々なスタイルがありますよね。まずは、相槌を多くしようとか、緊張するから短く答えようとか、「こうしよう」と思うところからスタートしましょう。何も考えずに話すのは実は難しいので「今回は、ここだけ意識する」とポイントを絞ると取り組みやすくなります。
失敗しても「大丈夫」と受け止めてもらえる場所で練習する
人前で話すことに抵抗があるのは、過去の失敗に原因があるかもしれませんね。でも、失敗は誰にでもあるものです。失敗しない人生はあり得ません。その代わり、失敗しても大丈夫な場所で練習しましょう。失敗してもまだ次がある、誰も責めない、ということがわかれば、安心して失敗できます。そして失敗の積み重ねで人は成長します。
体験を積み重ねると自信ができる
実は人と話すことに「失敗」も「成功」もありません。ただ自分の意見を言うだけなので「成功」か「大成功」しかありません。ですから、人前で話す体験を積み重ねることで、少しずつ自信がついてきます。そして、話すことが「怖い」から「楽しい」へと変わっていくでしょう。
最後に
話すことは、誰にでもできる大切な力です。過去のつらい経験があっても、少しずつ練習していけば必ず前に進めます。あなたの思いや考えを、興味をもって聞いてくれる人は必ずいます。焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。
四谷学院高等学校(通信制)では、安心して話す練習ができるトレーニングの場づくりに力を入れています。失敗しても大丈夫と感じられる環境だからこそ、体験を積み重ねていくことができます。そのなかで、少しずつ自分の気持ちや考えを伝える力が育まれていくのです。
「だれでも才能を持っている」それが四谷学院高校のモットーです。
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だれでも才能を持っています。でもその才能は優れた学習システムと優秀かつ熱心な先生との出会いなしに開花することはできません。「英語が苦手」「数学が苦手」という人は、教え上手な先生に出会ってこなかっただけ。正しいやり方で学びの楽しさを味わうことができれば、「英語が好き」「数学が好き」に変身します。
「だれでも才能を持っている」という理念のもと、あなたに「やればできる」「学ぶことは楽しい」という体験をさせる、これが私たちの使命です。