
通信制高校は不登校や多様な事情を抱える生徒さんに寄り添う学校ですが、全日制と比べて進学する生徒が少ないため情報が少なく、不安が大きいのも事実です。
そこで今回は、通信制高校の受験に関する5大不安をまとめました。
通信制高校を検討し始めたばかりの方にも参考にしていただける内容です。心配を少しでも軽くするお手伝いができれば幸いです。では早速一緒に確認していきましょう。
目次
この記事でわかること
- 通信制高校の受験形式と内容
- 通信制高校の合格率
- 出願から合格発表までのスケジュール
- 通信制高校の学校選びのポイント
1つ目の不安「通信制高校の受験はあるの?」

通信制高校の受験は面接と書類審査が主流です
多くの通信制高校で入試が実施されています。ただし、全日制高校のような大規模な筆記試験が行われるわけではありません。通信制高校の入試のメインは面接と書類審査です。
入試の目的は、生徒のこれまでの状況や将来の目標をしっかり聞くためです。例えば、不登校経験や学校以外での活動、部活動など、生徒のことをよく知って学校との相性を確認するための機会となっています。多くの学校が、これまでの努力とこれからの意欲を評価する姿勢を取っています。
入試の具体的な内容
受験は主に以下のような内容で行われます。
- 願書提出(志望動機書・成績証明書など)
- 面接(保護者同伴・オンラインなど学校によって異なる)
- 作文や適性検査(筆記試験)を実施する学校もある
通信制高校の入試の場合、多くの学校で面接試験が行われています。何となく面接のイメージはできるけれど、実際はどんな雰囲気なのか、何を聞かれるのか、不安に感じることも多いでしょう。もしかすると「人生で初めての面接試験」かもし …
2つ目の不安「通信制高校に落ちたらどうしよう?」

基本的に落ちることはありません
通信制高校の合格率は高く、落ちるケースは稀です。不合格の理由として「志望動機が不明瞭」「定員オーバー」などが挙げられます。人気校は早々に出願が閉め切られてしまうこともあります。
合格率を気にしなくて大丈夫な理由
全日制高校では集団授業を行うため、学力に一定の基準を設けています。効率よく学習サービスを提供するための1つの方法と言えるでしょう。しかし、通信制高校では一人ひとりのペースで学習を進めていけるため、入試で学力を測ることはしません。通信制高校では、これからの生徒の成長を促すための学習サポートなどが行われますから、「今」よりも「これから」を重視します。
通信制高校では、全日制高校以上に学校ごとに強みや特色が大きく異なるので、自分に合った学校を選ぶことが重要です。
3つ目の不安「出願のタイミングや締め切りがわからない」

1年を通して随時受け入れている高校もある
通信制高校の出願は、通年型と一括型に分かれます。
| 募集時期 | 願書締め切り例 | 受験日例 | 合格発表例 |
|---|---|---|---|
| 第1期(4月入学) | 1〜2月 | 2〜3月 | 3月上旬 |
| 第2期(9月入学) | 6〜7月 | 7〜8月 | 8月上旬 |
| 通年募集 | 随時 | 1週間以内 | 即日〜1週間 |
締め切りは学校により異なりますが、人気校である場合は早めの準備をしましょう。
転校・編入についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
「全日制から通信制への転校はいつでもできます」と聞いたのに、いざ高3になってから動くと「もう遅い」と言われることがあります。卒業が間に合わない、大学受験の準備が不十分になるなど、現実的な制約があるためです。本記事では「い …
準備の流れ
(1)情報を集めよう
まずはインターネットなどを活用して、情報収集を行いましょう。気になる学校があれば、気軽に資料請求をしてみてください。毎年6月頃から通信制高校の合同説明会が各地で実施されています。1か所で複数の高校の話を聞くこともできるので、こちらも活用されるとよいでしょう。
(2)自分の目で確かめよう
気になる高校をある程度絞れたら、実際にキャンパス・校舎に見学に行ってみましょう。パンフレットやホームページで見るのと、学校に行って肌で感じる雰囲気は異なる場合もあります。入学してから「思っていたのと違う…」と後悔しないように、足を運んでみましょう。
(3)転入の場合、単位修得証明書を取り寄せよう
在籍の学校ですでに単位が取れている場合、転入先の通信制高校で修得する単位数を減らすことができます。そうすると学費や卒業スケジュールも変わってきます。行きたい学校が決まったら単位修得証明書をもって通信制高校に相談に行きましょう。ここで、転入日を確定させます。
(4)出願スケジュールを決めよう
学校によって出願時期が異なります。都合に合わせて、ベストな出願スケジュールを決めましょう。各種書類の発行には時間がかかるので、余裕をもって手続きを進めてください。
(5)出願&入試&合格発表
必要な書類をそろえたらいよいよ出願です。入試(面接)が行われ、合否が決まります。出願の際に、本人確認のための顔写真の撮影や、志望理由書などの作成など、準備に時間が必要な場合もあります。出願に必要な書類を早めに確認しておくと安心です。
こちらもあわせてチェックしておいてくださいね。
通信制高校に入学する際、最初に提出するのが「願書」つまり「出願書類」です。記入内容はシンプルですが、誤りや不備があると出願が受理されないこともあります。 今回は、どの学校にも共通する願書の書き方の注意点や学校ごとに異なる …
4つ目の不安「通信制の場合も受験勉強って必要?」

学科試験は一部学校のみ、メインは面接・書類
一部の通信制高校では学科試験(国語・数学基礎)を実施しますが、それでも基本的な学力があるかどうかの確認がメインです。多くは面接と書類で合否を判断します。しっかり質問に答えられるように、準備をしておきましょう。
具体的な対策例

面接で聞かれること
- 「なぜ通信制高校を?」(例: 「自分のペースで学びたい、自分のやりたいことに時間を割きたい」)
- 「この高校を選んだ理由は?」(例: 「大学受験コースがあり、学校見学に来た時にここならがんばれそうと思えたから」)
- 「入学したら何をやりたい?」(「英語の勉強を頑張りたい」「部活を頑張りたい」)
志望動機書の書き方
文字数は200〜400字程度で指定されることが多いです。制限文字数の8割を目安に書くとよいでしょう。
面接の際に作文について質問されても答えられるようにしておきましょう。生成AIによる文章をそのまま提出するのはNGです。
「入試のない高校を探しています」という声をよく聞きます。基本的には、どこの高校も入試は必ず実施しています。ただし、その入試は学力試験とは限りません。 通信制高校にも入試はありますが、作文や面接が主流です。 そこで今回は、 …
5つ目の不安「通信制高校を卒業できるのか?」

私立通信制高校の卒業率は高く、サポートが充実
以前は通信制高校に行っても結局卒業できず、中退してしまうケースもありましたが、最近では卒業率が高くなっており、通信制高校の全国平均卒業率は95%以上です(文部科学省、2025年)。レポート提出とスクーリング(年数回の通学)が鍵ですが、特に私立の通信制高校はサポート体制が整っており、学習スケジュールに不安がある方でも安心です。
「通信制高校って、自分に合うか分からない」「最後まで続けられるか不安」 このように感じている人もいるでしょう。特に不登校の経験がある人にとって、“高校を卒業する”という目標は、少し遠く感じるかもしれません。通信制高校は自 …
続けるコツは自分に合う学校選び
卒業しやすい通信制高校の特徴としては、手厚いサポートが挙げられます。例えば以下のようなものです。
- レポート課題の作成サポート(対面・映像授業・質問サポート等)
- スクーリングの参加のしやすさ(実施頻度・キャンパスの立地)
- 進路指導やメンタルケアの充実
どんなに有名校であっても、口コミが良くても、「自分にとっていい通信制高校」に出会うことがもっとも大切になってきます。
まとめ:通信制高校の受験が不安な方へ。5つの疑問を徹底解説(合格率・入試内容・出願時期)

通信制高校の受験不安を5つ取り上げてみました。
不安があっても、一歩踏み出せば必ず道は開けます。まずは気になる学校の資料請求をしてみましょう。
あなたにぴったりの通信制高校を探すために、四谷学院高等学校の説明会に参加しませんか?
オンライン学校説明会や個別相談会を開催中です。通信制高校について調べ始めたばかりの方も大歓迎!通信制高校の気になることや心配なことがあれば、お気軽にお問い合わせください。わかりやすく解説します。四谷学院高校のキャンパス情報はこちら
今回は、「通信制高校って何?」「興味はあるけどよくわからない」という方のためのオンライン・ガイダンスです。四谷学院高校のことをご紹介するとともに、初めて通信制高校について知る方のための入門的な内容となっています。
参加費は無料。通信制高校を検討されている生徒ご本人、保護者の方が対象です。 学校説明会 特設ページ

通信制高校を検討されている中高生とその保護者の方にお役に立てるよう、通信制高校や大学受験に関する情報を発信していきます。だれでも才能を持っています。でもその才能は優れた学習システムと優秀かつ熱心な先生との出会いなしに開花することはできません。「英語が苦手」「数学が苦手」という人は、教え上手な先生に出会ってこなかっただけ。正しいやり方で学びの楽しさを味わうことができれば、「英語が好き」「数学が好き」に変身します。
「だれでも才能を持っている」という理念のもと、あなたに「やればできる」「学ぶことは楽しい」という体験をさせる、これが私たちの使命です。












