「通信制高校って、サボれるんでしょ?」
そんな言葉を耳にしたことはありませんか。周囲からのこうした言葉を受けて、進路として通信制高校を選ぶことに迷いが生じてしまうケースは少なくありません。
この記事では、「通信制はサボる」というイメージが生まれる背景を整理したうえで、通信制高校でつまずきやすいポイントと、その対策として学校選びのポイントをお伝えします。

この記事でわかること

  • 「サボるでしょ」という言葉が生まれる背景
  • 通信制高校でつまずきやすい本当の理由
  • 入学前に学校選びで確認しておきたいポイント

「通信制はサボる」の思い込み

通信制高校に対する先入観は、学校選びの視野を狭めてしまいます。まずは最新の通信制高校の実態を正しく知ることが、後悔しない進路選択につながります。
では、通信制高校に通う生徒は果たしてさぼりやすいのか?早速見ていきましょう。

全日制高校と比較して自由度が高い

「サボる」という言葉が出てくる背景には、全日制高校との比較があります。
全日制高校は毎日決まった時間に登校し、時間割に沿って授業を受けるスタイルです。つまり、学校に通うことで、生活リズムや学習ペースを自動的に整えてくれる仕組みになっています。
一方、通信制高校は登校日数が少なく、学習の多くは自宅での学習とレポート提出で日々が進んでいきます。自由になる時間の多さが管理されていないように見えるため、サボりやすさという印象につながってしまうのではないでしょうか。

通える通信制高校もある

あるデータによると、通信制の生徒の8割は「通学型」を選んでおり、校舎やサポート校に通っています。

■ 私立通信制高校(学校法人立)・通学型コースの利用日数ごとの生徒の割合

  • 週1日 19.3%
  • 週2~4日 35.5%
  • 週5日 45.1%

「自宅学習・自主勉強」という印象の強い通信制高校ですが、通学しながら勉強を続けることもできます。中には、週5日通うことのできる全日型通信制高校も近年増えており、人気となっています。

通信制なのに毎日通える?全日型通信制高校と全日制高校の違いをわかりやすく解説

通信制高校の学習レベルは幅広い

通信制高校に対する先入観の1つとして、「レベルの高い勉強はできない」という声もあります。勉強しなくても卒業できる、簡単な勉強しかしないからサボれる、そんな誤解をしている人たちもいます。
しかし、通信制高校でも全日制高校の生徒以上に勉強し、難関大学に合格している生徒はたくさんいますし、全日制高校では教えてくれないような専門的な学びを提供している通信制高校すらあるのです。

大学進学に強い通信制高校の特徴を解説

通信制高校でつまずきやすいポイント

「サボる」という表現は正確ではありませんが、通信制高校には確かにつまずきやすい場面があります。しかし、そのことを事前に知っておくことで、対策を立てることができます。

スケジュールの自由度が高い

通信制高校の最大の特徴は、スケジュールの自由度が高いことです。登校日が少なく、自分で学習時間を決められる分、計画を立てて動く力が求められます。
全日制のように「学校に行けば、自動的に授業が進む」という仕組みがないため、何もしないまま時間だけが過ぎてしまうことも起こりえます。ただし、これはスケジュール管理のサポートがあるかどうかで大きく変わります。通信制高校の学校選びの段階で、学習サポートの充実度を確認することが重要です。

自主学習がメイン

通信制高校では、レポート提出や自主学習が学習の中心になります。集団授業に参加する機会が少なく、一人ひとりが自分のペースで進めることができるのですが、一方で「何をどう勉強すればいいかわからない」と悩んでしまう人もいます。

ただし、これはスケジュール管理と同じく、学習サポートがあるかどうかで大きく変わります。特に、大学進学を目指している場合は、高校の単位取得だけでなく受験勉強も並行して進める必要がありますから、学習内容の相談ができる環境や、自分のレベルに合った学習指導が受けられる学校を選ぶことが大切です。

学校選びでつまずきポイントを解消!

通信制高校のつまずきポイントは、学校選びでほとんどが解消できます。「自由度が高い=放置される」ではなく、「自由度が高くても、しっかりサポートしてくれる学校」を選ぶことが、充実した高校生活への近道です。
ここでは、学校選びで特に確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。

学校選びのポイント1 通学スタイルと頻度

通信制高校といっても、通学スタイルはさまざまです。週に数日通うスタイルから、年に数回のスクーリングのみというスタイルまで、学校によって大きく異なります。
通学頻度が高いほど、学校で直接指導を受ける機会が増え、生活リズムも整いやすくなります。一方、通学が難しい事情がある場合は、オンライン授業の充実度も確認しておきましょう。
自分の状況や目標に合った通学スタイルを選ぶことが、継続して学ぶための土台になりますから、「どうすれば学びを続けられるか?」という点を軸に考えるとよいでしょう。

学校選びのポイント2 スケジュール管理

自由度が高い通信制高校だからこそ、スケジュール管理のサポートがあるかどうかは重要なポイントです。たとえば、レポートの提出期限を一緒に管理してくれる仕組みがあるか、学習計画を立てるサポートをしてくれるか、進捗を確認してくれる担当者がいるか、といった点を確認してみてください。
「自分で管理できるか不安」という方ほど、こうしたスケジュール管理体制が整っている学校を選ぶことで、安心して学習を続けられます。

学校選びのポイント3 サポート体制

勉強でわからないことが出たとき、進路について悩んだとき、気軽に相談できる環境があるかどうかも大切です。
通信制高校では、全日制と比べて先生と顔を合わせる機会が少ないため、聞きたいことがあっても聞きにくいのがデメリットです。担任や学習サポートスタッフが定期的に面談してくれるか、質問しやすい体制が整っているかを事前に確認しておきましょう。

四谷学院高校

四谷学院高校では、科目ごとの講師に加え、担当のコンサルタントが一人ひとりについてくれます。受付スタッフも積極的に挨拶や声掛けをしているので、キャンパスに通ううちに見知った顔がどんどん増え、そこが安心できる場所になっていきます。「私の話を聞いてくれそう」「私のことを気遣ってくれる人がいる」という感覚が生まれると、自分から気軽に相談できるようになります。声をかけやすい環境があるだけで、学習のつまずきを早めに解消しやすくなるのです。

まとめ

「通信制はサボるでしょ」という言葉は、通信制高校の自由度の高さに対する誤解から生まれることが多いです。確かに、自己管理が求められる環境ではありますが、それはサポートが整った学校を選ぶことで十分に対応できます。

  • 「サボる」は思い込み。自由度の高さとサポートの有無は別の話
  • つまずきやすいのは、スケジュール管理と自主学習の難しさ
  • 学校選びでは、通学スタイル・スケジュール管理・サポート体制の3点を確認する

進路を決める前に、「どんな環境で学べるか」をしっかり確認することが大切です。通信制高校の選択肢は広がっています。自分に合った学校を見つけることが、充実した高校生活と、その先の未来につながります。

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