
「通信制高校に行きたい」と親に伝えたら、反対された。
そんな経験をして、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
ほとんどの場合、反対の理由を聞いてみると「通信制高校についての情報が古い、または少ない」ことが原因です。
そこでこの記事では、通信制高校が反対されやすい背景を整理し、よくある反対意見に一つずつ丁寧に答えていきます。正しい情報を知ることで、保護者や周囲との対話がきっとスムーズになるはずです。ぜひお役立てください。
目次
この記事でわかること
- 通信制高校が反対されやすい社会的な背景
- 「自己管理できない」「学力が落ちる」などの反対意見への回答
- 「逃げ・甘え」という価値観との向き合い方
- 親や周囲を納得させるための具体的なアクション
通信制高校が反対されやすい背景

「全日制高校ではなく、通信制高校に通う」ということに不安を感じるのは、決して珍しいことではありません。それには、日本の教育が歩んできた歴史が深く関わっています。
社会的背景
現代の日本では、「中学を卒業したら全日制高校へ進学する」という流れが社会的な”標準”として定着しています。毎朝決まった時間に登校し、クラスメートと同じ時間割で3年間を過ごす。そのルートが「正しい高校生活」として刷り込まれています。
歴史的背景
加えて、通信制高校はかつて「働きながら学ぶ社会人」や「全日制に通えない事情のある人」のための制度として設計されました。そこから「通信制=不登校の人が行く場所」というイメージが派生し、今でも根強く残っています。
この2つの背景からわかること
社会的背景・歴史的背景の両方から言えること、それは・・・反対意見の多くはアップデートされていない情報に基づいた【心配】であるということです。
令和の通信制高校は、その実態が大きく変わっています。今や高校進学者のおよそ10%が通信制高校に進学しており、40人教室なら3~5人が通信制高校進学しています。そのことを知らず、古い情報や思い込みを理由にして、通信制高校への進学を不安に思っている、というのが現状と言えるでしょう。
よくある反対理由と、それへの回答

では、ここからは具体的な反対意見とそれに対する「新しい回答」を見ていきましょう。
反対理由(1)通信制高校は自己管理できない
通信制高校は登校頻度が少なく、自宅での学習がメインです。そのため、自分で学習スケジュールを組む必要があります。こうした自己管理型の学習スタイルであることから「うちの子には無理なのでは」と感じる親御さんは多く、この心配は最もよく耳にする反対理由のひとつです。
新しい通信制高校の多くは、手厚いサポート体制を整えています。たとえば、映像による授業視聴、オンラインでのレポート提出や担任や専任スタッフによる個別面談、学習進捗管理などが標準的なサービスとして提供されています。もちろん、本人ばかりでなく保護者にもその情報は共有されます。
また、最近では「全日型通信制高校」の通える通信制高校も増えてきました。週に何度かあるいは午後からなど、通信制高校でも「通学」が選べるようになっています。
反対理由(2)「学校のレベルが低い・大学進学は無理」
「通信制は勉強のレベルが低い」「大学受験に対応できない」という誤解が広く残っています。
実際には、通信制高校の学習内容は、文部科学省の学習指導要領に基づいており、卒業資格は全日制と同等です。生徒の学力は、学校の形態ではなく、本人の努力と学校のカリキュラムによって決まると言えるでしょう。実際、通信制高校には大学進学を目指すコースやクラスの設置されている学校もあり、国公立大学や難関大学、医学部への進学実績もあります。「通信制高校の中にも難関大学を目指せる高校がある」というのが最新の情報なのです。
なお、通信制高校には偏差値はありません。それゆえに「学力レベルが低い」と誤解されることがあります。通信制高校に偏差値がないのは”入試で学力試験を行わないから“という一点に尽きます。実際には、通信制高校には勉強が苦手な生徒もいれば得意な生徒もいて、学力に幅があるのが実態です。
将来の進路を決めるうえで、多くの方が気にするのが進学先の学校の偏差値です。特に全日制高校では偏差値が進学指標として広く使われていますが、通信制高校に同じような偏差値の概念があるのか、気になる方も多いでしょう。 この記事で …
例えば、「四谷学院高等学校」は大学進学に特化した「進学コース」を設置しており、予備校の授業を追加料金なしで受講することができるようになっています。また、最新の入試情報による進路指導を受けることもできます。四谷学院高校のような進学に強い通信制高校を選ぶことで、全日制と遜色のない、あるいはそれ以上の学習環境を手に入れることができます。
反対理由(3)「全日制の方が将来につながる」
「全日制で友達をつくり、集団生活を経験した方が社会に出てから役に立つ」という考えは、特に親世代に多く見られます。これは経験則からくる考えであり、頭ごなしに否定できるものでもありません。
しかし、実際の就職活動において採用担当者が重視するのは、「出身高校が全日制か通信制か」ではなく、「何を経験し、何を学んだか」です。大学進学でも同じことが言えます。通信制高校の卒業生が大手企業に就職したり、難関大学に進学したりする事例は年々増加傾向にあります。多様な背景を持つ仲間と出会える通信制高校の環境は、画一的なクラス編成とは異なる社会性を育む場になると言えるでしょう。
結果的に、「全日制の方が就職や進学有利」という根拠は、現在の就職・進学市場では薄れています。通信制高校で自分の良さを知り、活かして、様々な経験を積んだ生徒たちが社会で活躍する時代になっていると言えるでしょう。
反対理由(4)「通信制を選ぶのは逃げ・甘えだ」
「苦しくても歯を食いしばって通うことが成長につながる」という考え方は、一定の説得力があるでしょう。しかし、それならば「戦略的な撤退もアリ」ではないでしょうか?たった3年間だから頑張れと言われるかもしれません。しかし、日数にして1000日。多感な高校時代を1000日も無駄にする、苦しい日々を1000日間過ごすというのは、これからの人生に本当にプラスになることでしょうか?
「甘え」かどうかは、その後どのように行動するかで変わってきます。自分の意志で通信制高校を選び、目標に向かって努力する生徒の姿を見れば、通信制高校への進学は力強い前向きな選択と言えるはずです。
反対する親・周囲との向き合い方

通信制高校の進学に反対されたとき、感情的になって言い合っても、なかなか理解は得られないでしょう。大切なのは、情報を共有することです。
これまでお話してきたように、反対する親や周囲の多くは、「通信制高校の今」を知らないのです。知らないゆえに不安になり、心配になっています。ですから、一緒に「新しい通信制高校」について知ってもらいましょう。一緒に学校の公式サイトを見たり、学校説明会に足を運んだりするだけで、印象が大きく変わる可能性があります。
以下のような具体的なアクションが効果的です。
- 資料を一緒に見る:進学実績・卒業後の進路・サポート体制が載っているパンフレットを取り寄せ、保護者と一緒に読む
- 学校説明会に参加する:百聞は一見にしかず。実際の雰囲気や在校生の話を聞くことで、不安が解消されるケースは非常に多い
- 自分の言葉で理由を伝える:「なぜ通信制高校を選びたいのか」「そこで何をしたいのか」を整理して、落ち着いて話す
- 学校の相談窓口を使う:保護者向けの個別相談を実施している学校も多く、保護者と一緒に質問できる場を活用する
ただ自分の想いを言い続けるだけでは、なかなか理解は得られません。時間もたくさんかかるでしょう。だからこそ、「行動」する必要があります。もしかすると少し難しいことかもしれませんが、難しいからこそ、「そこまで本気なんだな」ということが親や周囲の人へ伝わるはずです。
まとめ

通信制高校への反対意見の多くは、「知らないこと」から生まれています。
全日制が標準だった時代の感覚、古いイメージ、断片的な情報——それらが積み重なって、「不安」や「反対」という形で出てきています。
感情でぶつかり合うのではなく、自分で行動をすることが最初の一歩です。まずは資料請求や学校説明会への参加から始めてみましょう。一歩踏み出すことで、見えてくるものが必ずあるはずです。

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