近年、通信制高校は「自分らしい学び方」を求める多くの中高生や若者たちに選ばれる進路のひとつになっています。

しかし実際には、スクーリング(通学)に対する不安や、勉強についていけるかどうか、そして経済的な理由で入学をあきらめてしまうケースも少なくありません。

「行きたいけれど、自分にできるだろうか」
「学費を払っても、続けられる自信がない」

そんなふうに悩む方に、もうひとつの選択肢として知っていただきたいのが「高卒認定試験(高認)」です。

今回は高認についてわかりやすく解説していきます。

この記事でわかること

  • 通信制高校への進学を迷う理由とよくある不安
  • 経済的・精神的な負担があるときに知っておきたい「高卒認定試験」について
  • 高卒認定試験を活用したその後の進路の可能性

高認は「高校卒業と同等の資格」を得る方法です

高卒認定試験(正式名称:高等学校卒業程度認定試験)は、文部科学省が実施する試験で、合格すれば「高校卒業と同等の学力がある」と認められます。

これは高校卒業資格とは異なりますが、大学・短大・専門学校の受験資格として利用することができるため、進学を目指すうえでは非常に重要な制度です。

たとえば、以下のような方にとって有効な手段となります:

  • 全日制高校・通信制高校への進学が難しいと感じている方
  • 精神的な理由やご家庭の事情で学校に通うことが難しい方
  • 早く次のステップ(進学・就職)に進みたい方

高認合格後に広がる未来

高卒認定試験に合格すると、その先にはさまざまな進路の選択肢が広がります。

  • 大学や短大への進学:一般入試や推薦入試などで受験資格を得られます。
  • 専門学校への進学:専門スキルを学び、将来の職業に直結させることが可能です。
  • 海外への留学:アメリカやイギリス、オーストラリアなど海外の大学に進学に挑戦することも可能です。
  • 就職活動における資格の活用:「高校中退」よりも「高卒認定取得者」として見られることで、社会的な信用が高まるケースもあります。

また、科目ごとの合格が認められており、合格科目は一度取得すれば有効期限はありません。数年かけて段階的に全科目に合格し、資格を取得することも可能です。

 

通信制高校と高認、どちらが正解かは「あなた次第」


通信制高校での学びには、先生や友人との交流、サポート体制という大きな魅力があります。

一方で、高卒認定試験は「最短で高卒相当の資格を得る」という、時間と費用を抑えた現実的な選択肢です。

もしも今、通信制高校に進むことに対して「少し不安がある」「もう少し考えたい」と感じているなら、高卒認定試験の制度を知ることは、あなたの視野を広げるきっかけになるかもしれません。

通信制高校と高認の比較表

 通信制高校高認
学費

学校やコースによって異なる

教科書と受験費のみ

サポート

オンラインでの授業や質問サポートが受けられるケースが多い。

独学。

ただし、高認試験専門予備校もある。

取得までの期間最短で3最短で4か月(※目安)
取得できる資格高校卒業資格高校卒業程度認定資格
大学進学可能可能

最後に:あなたの選択を応援しています

進路に迷ったとき、一番大切なのは「自分の状況や気持ちに合った道を見つけること」です。

通信制高校も、高認も、その人の事情や目標に応じて、どちらも有効な選択肢です。

「こんな自分でも大丈夫?」と不安になるときこそ、正しい情報にふれ、自分のペースで前に進んでください。

四谷学院には2つの選択肢があります。
(1) 四谷学院高等学校(通信制高校)
(2) 四谷学院高認コース(予備校)
どちらが良いか迷うときにはぜひご相談にいらしてくださいね。まずは興味のある方の説明会に参加してみよう!
四谷学院は、がんばるあなたをサポートします。まずはお気軽にご相談くださいね。
四谷学院高等学校(通信制高校) 四谷学院 高認コース