ネットで「通信制高校に行ったら人生終わりだ」という言葉を目にした人もいるかもしれません。通信制高校に入ったら、これからの人生が狭まってしまう。少し無理しても全日制に行った方がいい…そんな恐怖の声に惑わされていませんか?
保護者が心配する気持ちはとてもよくわかりますが、通信制高校の実態を見ながら、「本当に通信制に行ったら人生が終わるのか?」について紐解いていきます。

心配1:「通信制高校は途中で辞めがち?」

「通信制に行ったけど、レポート課題が面倒でサボって、結局中退した」という失敗談がSNSで拡散されました。しかし、これはごく一部の人のお話です。文科省認可通信制高校の中退率は2-3%で、全日制の中退率との差は大きくありません。卒業率は90-95%と安定しています(2026年1月22日時点文科省統計)。

ただし、「公立通信制高校」は卒業率がやや低めとなっています。詳しくはこちらの記事をご確認ください。

勉強が継続しやすい通信制高校を選ぶ

通信制高校は自宅学習がメインですから、続けられるか不安に思う気持ちもあるでしょう。特に私立の通信制高校においてはこうした不安を軽減するために、手厚いサポートを行っています。「卒業できないかも」という心配が大きいならば、学習サポートやメンタルケアが充実した通信制高校を選べば問題ありません。

大手私立の通信制高校 発表卒業率

2024年度の通信制高校の卒業率を、大手私立高校で比較してみましょう。

N/S高等学校

・1・2年次に必要単位を取得し、3年次を迎えた生徒の卒業率:98.95%
・2022年度に入学し、2025年3月に卒業した割合:86.14%
・上記から転学・退学した生徒を除いた場合の卒業率:91.68%
※2025年3月31日時点

鹿島学園高校

・卒業率98%以上(15年継続)

ルネサンス高校

・ルネサンス高校グループ:98.43%
※1・2年次に必要単位を取得し3年次を迎えた生徒の卒業率
※トライ式高等学院はサポート校です。連携通信制高校である、鹿島学園高等学校、日本航空高等学校、高松中央高等学校、ルネサンス高等学校、鹿島朝日高等学校にも入学が必要です。

心配2: 「大学に行けない?就職不利?」

通信制高校に関する誤解として「通信制から大学は無理」「就職不利」のイメージがいまだに色濃く残っています。確かに通信制高校からの大学進学率は全日制よりも低い数字です。しかし、それは「すでに仕事をしながら通信制校に通うケース」や「やりたいことが決まっていて大学進学以外の進路選択をするケース(専門学校や就職)」があるためです。大学進学希望者の合格率が驚くほどに低い、というわけではありません。また、早くから専門的な学びができることから、IT・クリエイター分野で活躍する通信制高校出身者も少なくありません。

むしろ通信制高校の方が有利な側面も

大学入学試験において、在籍する高校・出身高校によって加点・減点されることはありません。ですから通信制高校だからと言って大学進学に不利になることは全くありません。
一方で、通信制高校は学校による拘束時間が少ないという全日制高校にはない特徴があります。その特徴を生かした大学受験対策が可能です。

推薦で大学進学

時間に余裕があり、自分の興味のあることにまい進することが可能な環境です。そこで総合型選抜やAO入試と言ったいわゆる「推薦入試」の対策に時間を割くことができます。

不登校からの逆転合格

毎日学校に通う必要がなく、「学校を休むプレッシャー」から逃れることができます。自分のペースで勉強を進めることもできるので、休んでしまった授業分を学び直しや苦手科目の克服など、時間配分も自由自在です。少しずつ自信も回復していくことで、不登校から回復後の集中力で逆転合格する事例も多く見られます。

全日制にはない専門的な学びのチャンス

全日制では学べないeスポーツやプログラミングなど、特化型のカリキュラムを強みとしている通信制高校もあります。海外留学に力を入れる高校、企業と提携した授業の展開など、生徒の可能性を広げています。

心配3: 「難関大(MARCH以上)は無理?」

SNSでは今でも「通信制=低偏差値」のステレオタイプが残っています。「もし大学に行けたとしても底辺大学止まり」などと大変失礼なコメントも目にします。
しかし実際に通信制高校が公開している進学実績を見ると、すでに通信制高校は新しい時代に来ているのだということが明らかです。

大学受験対策コースも選択可能

通信制高校では、進学コースや特進科といった大学進学に特化したコースを設けたり、大学受験対策講座などの課外授業を実施したり、受験対策に力を入れている通信制高校もあります。

実際、N高等学校では2024年度東京大学に7名合格しました。また、ルネサンス高校では、国公立大学や早稲田大学、慶応義塾大学、MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)をはじめとする難関大学への合格実績を公開しています。

なぜ難関合格できる?

通信制高校は勉強が苦手な人が行く学校、学校に通えない人が行く学校というイメージが強いかもしれません。確かにそうした側面はありますが、前提として「既存の教育においては」という条件が付きます。
つまり、集団授業が苦手だったり毎朝学校に行くことが難しかったりする「だけ」なのです。集団授業があっていないのならば、個別指導で学ぶという選択肢があります。また、学校という場所が苦手ならば、自宅で落ち着いて学べばよいだけ。こうした学びのための環境を整えることが、生徒の才能を開花させることにつながります。そして結果として、難関大学への合格が現実のものとなるのです。

通信制高校は学校選びがカギとなる

通信制高校は全日制高校以上にバラエティに富んでいます。学校ごとに特徴がありカリキュラムも異なります。学校選び次第で、充実した3年間の高校生活を過ごすことができます。難関大合格も視野に入れつつ、将来へに向かって可能性をどんどんと広げていけることでしょう。
正しい学校選びで、通信制高校を辞めるリスクは大きく減らすことができます。無理なく高校を完走できる環境は当然のことながら、さらに毎日を楽しく過ごすこと、そして将来への希望を持ち、目標に向かって全力で頑張れる3年間となることでしょう。

「通信制高校のスタッフが教える!通信制高校の選び方」の記事も参考になさってくださいね。

まとめ:学校選びで未来開く!今すぐ行動を

今回は、「通信制高校に行ったら人生終わり?」という誤解の訂正と、通信制高校に関わるよくある3つの心配について取り上げました。
行きたい高校がまだ見つかっていないならば、通信制高校も選択肢に入れてみることを強くお勧めします。あなたが輝ける通信制高校がきっとあります。

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