こんにちは。四谷学院の田中です。
この時期、「学校に行きたくない」「このまま続けていける自信がない」「高校辞めたい」といった声を聞きます。それは決して珍しいことではありませんし、自分だけがそうなってしまったと思う必要もありません。実際そうした時期を経験しながら、大学進学という目標を実現した高校生はたくさんいます。
今日は、そんな生徒たちがどんな気持ちで、どんな選択をしたのかを、彼らをサポートする先生の視点からお話しさせてください。
理由は自分でもわからないことが多い
学校に行きたくなくなった理由について、実は本人も明確に言葉にできないことが多いんです。意外かもしれませんが、あとから「何となくそういえば…」と気づくことも多いんです。
・クラスに馴染めなかった
・授業についていけない
・なんとなく不安になる
SNSが復調のきっかけに
多くの生徒は、こうした気持ちになった時に「このままでいいのかな」「やばいかも」と、スマホでいろいろ調べてみるところから始めています。
ある生徒は、中学からの不登校経験があり、高校に進学したものの数か月で通えなくなってしまいました。でも、スマホで「高校に行けてない 自分 将来」と検索していて、偶然四谷学院高校のサイトにたどり着いたそうです。
そこで説明会に参加し、入学を決めました。一緒に説明会に参加した保護者の方が「自分から行きたいと言ってくれたんです」と嬉しそうに教えてくださいました。実は保護者の方も色々な学校を本人に進めていたそうです。でも、本人は嫌がってちっともパンフレットを見てくれなかった。でも、自分で見つけてきて、四谷学院に来てくれました。
こうした生徒の自主性を大事にすることも、最初の一歩を踏み出すのに大切なことだと実感しました。
「できること」から始める
落ち込んでいる生徒さんに「少しずつやればいいよ」と声をかけることが多いかと思います。もちろん、その通りなのですが…この「少し」が曲者だったりします。私たちにとって「朝起きる」は少しの努力できることかもしれませんが、本人にとっては「ものすごく大きなこと」「ハードルが高いこと」であるかもしれないからです。小さなこと=できること、ではありません。
ですから「できることからやればいいよ」とぜひ言い換えていただきたいと思います。極端に言えば、「歩くことができる」「見ることができる」「読むことができる」これだけでまずは◎です。そして少しずつ「朝起きたら、家族に挨拶ができる」とか「体調の良い日は朝起きることができる」とか‥‥それを1つずつ認めることで「じゃあ、明日も朝起きられるように頑張ってみよう。そのためには夜早く寝よう、早くお風呂に入りたいからダラダラしないですぐに夕飯を食べよう」というように、自分で考えて行動することへとつながっていきます。
55段階の秘密
四谷学院には、「できる体験を積み重ねて自信をつける」という学習プログラムがあります。それが「55段階学習システム」です。予備校にも通信制高校にも導入されています。
最初は小さな成功体験――
「授業で先生の解説が理解できた」
「今日の55テストで合格ラインをクリアできた」
「面談で自分の気持ちが言えた」
そうした経験の積み重ねから、自信を喪失していた生徒たちも、「●●大学へ行きたい」という言葉を口にできるようになり、最終的には大学へと進んでいきました。
まとめ「頑張らなかった」わけじゃない。合っていなかっただけ。
高校に通えなかった、あるいは今、行けなくなりそうだという状況は、あなた自身がダメだったからではありません。たまたま、今の環境が合わなかっただけなんです。それを忘れないでほしいと思います。
四谷学院高校は、大学進学を考える生徒にも、まだ将来の夢が見つかっていない生徒にも、一人ひとりに合ったペースで学び直す場所を用意しています。それは、もともと「できる体験」によって“自信を育てる”ことを大切にしてきた四谷学院予備校の考え方に基づいています。
「自分の人生を取り戻したい」
そう言って四谷学院に通い始めた先輩がいました。
学校に来られなかった生徒たちが、数か月後には前向きに
「大学に行ってみたい」
と言うようになりました。
生徒が変わる瞬間に立ち会うたび、先生として心から思います。
大丈夫。「だれでも才能を持っている。あとはそれを開花させる環境にいくだけ」
もし今、迷っているなら…
今はまだ、「高校に戻る」とか「大学に行く」なんて考えられなくていいんです。
ただ、「こんな選択肢もあるんだな」と知ってもらえるだけで十分。
自分に合った場所を見つけること。
自分のペースで一歩を踏み出すこと。
それが、未来を変えていく最初の一歩になります。
私たちは、あなたの「はじめの一歩」を、全力で応援します。
🔗 四谷学院高校 公式サイト
“できる体験”を重ねて、自信を取り戻す通信制高校。
進学も、夢探しも、ここから始められます。

だれでも才能を持っています。でもその才能は優れた学習システムと優秀かつ熱心な先生との出会いなしに開花することはできません。「英語が苦手」「数学が苦手」という人は、教え上手な先生に出会ってこなかっただけ。正しいやり方で学びの楽しさを味わうことができれば、「英語が好き」「数学が好き」に変身します。
「だれでも才能を持っている」という理念のもと、あなたに「やればできる」「学ぶことは楽しい」という体験をさせる、これが私たちの使命です。