放射線って怖い?
人体への影響は?
ニュースで聞いたことがあるけど、実はよく知らない……

四谷学院高等学校では、教室の枠を超えた「学びの体験」を大切にする【成功のための体験プログラム】を行っています。
今回は、「放射線」という難しいテーマに挑戦する特別授業を実施しました。
特別講師として、原子力安全工学を専門とされる東京都市大学の羽倉尚人先生をお招きしました。

講師紹介:羽倉尚人先生(東京都市大学 准教授)

講師の羽倉先生は、放射線や加速器の分野で研究を続けておられる原子力安全工学の専門家です。

  • 1982年生まれ
  • 2010年 武蔵工業大学大学院 博士(工学)取得
  • 日立製作所(日立GEニュークリア・エナジー)勤務を経て、2013年より東京都市大学で教鞭をとられる
  • 現在は、加速器工学研究室での研究指導や、放射線教育にも積極的に取り組まれています
  • 加速器工学研究室 公式サイト

目に見えない世界を「測る」体験

今回の授業テーマは「五感で感じられない特殊な光、放射線を知って、測定してみよう!」。放射線は、日常生活では目に見えず、音も匂いもない存在です。だからこそ「よく知らない」「ちょっと怖い」といったイメージを持たれがちです。そこで、この授業では「正しく知ること」「自分の手で測ること」を通して、そのイメージを少しずつ変えていくことを目的としました。

身近な場所でも放射線は測れる

授業の前半では、放射線の基本的な性質や種類、体への影響、安全な取り扱い方などについて、スライドとともにわかりやすく解説していただきました。専門用語も交えながら、でも生徒たちの理解に合わせて丁寧に話してくださり、生徒の顔も真剣そのもの。

後半は、実際に「放射線測定器」を使って、教室内や屋外で放射線の測定体験を行いました。生徒たちは「えっ、ここでも?」と驚きながら、リアルな数値に触れることで、放射線が「どこか遠くの特別なもの」ではないことを実感していたようです。

「難しそう」でも「面白い」に変わる瞬間

授業後に寄せられた感想からは、体験を通じた驚きがあふれていました。

「実際に測定器を使って、身の回りには放射線がどれだけあるのか、放射線をどれだけ浴びると危ないのか、正しい理解を深められました。」
「怖いものと持っていたけれど、医療や工業の分野でも広く活用されていることが知れてよかった。」
「何となくは知っていたけれど、実際に測ってみて数字が出て驚いた。思っていたのと違ってた。」
授業後の生徒アンケートでは、「とても満足」「わかりやすかった」といった高い評価が並びました。「難しそう」という第一印象を乗り越えて、科学への興味を自ら深めた生徒が多かったことが伝わってきます。

「なんとなく」を正しい知識に

四谷学院高等学校では、「通信制高校」という枠にとらわれず、様々な体験を重ねていくことを大切にしています。教科書で知るだけでなく自分の体験を通じて、生徒一人ひとりが世界を広げていくことを応援しています。
“やったことなかったけど、好きかも”
“知らなかったけど、自分に向いてるかも”
という発見が必ず見つかる「成功への体験プログラム」。
その一環として、今回は、実際に放射線を測ってみる実験を授業で行いましたが、「意外!」「思っていたのと違う!」という驚きとともに正しい知識を得る貴重な体験となりました。
四谷学院高等学校では、こうした実践的で興味深い授業を、これからもたくさん展開していきます。

ほかにも、「こんな授業があるんだ!」と驚くような体験が待っています。
詳しく知りたい方は、ぜひ学校説明会やオープンスクールで、四谷学院の魅力を体感してみてくださいね。お会いできるのを楽しみにしています!

四谷学院ブログ編集部

通信制高校を検討されている中高生とその保護者の方にお役に立てるよう、通信制高校や大学受験に関する情報を発信していきます。
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