「入学式の日、娘が泣き出してしまいました。説明が多すぎて頭が真っ白になってしまったようです。私もどう対応していいか分からず……」
そんな保護者の声を耳にしたことはありますか?実はこうしたお話は、通信制高校の入学式や始業式では珍しいことではないんです。SNSなどにも経験談はよく見られ、珍しいことではないのですが、やはり保護者として心配ですよね。
でもご安心ください。それは決して悪いことではありません。むしろ、それだけ真剣に「新しい環境」を受け止めている証拠かもしれません。
新しい世界に対するやる気と不安
入学式は、新しい世界の始まり――――でも情報が多すぎる!
通信制高校に限らず、入学式や始業式の日は新しい情報が山のように押し寄せます。
校則や提出物についての説明
スクーリングやレポート提出の仕組み
生徒用端末やシステムの使い方
メールやアプリの登録
…などなどなど
これを、たった1日で理解しようとすると、大人でもぐったり疲れてしまうほどです。
真面目で一生懸命な子ほど、「失敗したくない」「分からなかったらどうしよう」とプレッシャーを感じやすくなります。
パニックになってしまったり、動揺して涙がこぼれたりするのは、「心が追いつかないサイン」かもしれません。
感情があふれてしまった理由
ご相談のケースのように感情があふれてしまった背景には、こんな要因があることが多くあります。
・情報の多さと速さへのパニック
・過去の学校体験の影響(不登校・いじめ等)
・自分だけが理解できていないように感じる焦り、孤独
保護者にできる、たったひとつの大事なこと
お子さまが泣いてしまったとき、何より大切なのは「正解を教えること」ではなく「気持ちに寄り添うこと」です。
▲分からなかったら先生に聞けばいい
▲やってるうちにわかってくるから
ですから、そうした気持ちになってしまわないためにも、まずは気持ちを受け止めてあげましょう。
◎先生も一度に覚えなくていいって言ってたよ
◎少しずつできれば大丈夫だからね
涙がこぼれてしまうのは恥ずかしいことではありません。自然なことですし、まったく問題はないということも合わせて伝えてあげられるといいですね。
少し気持ちが落ち着いてきたら、一緒に復習してもいいし、あとで先生に聞いても大丈夫と伝えて、必要に応じてサポートしながら進めていきましょう。
お子さまの自立を支える
生徒が泣いてしまうのは、むしろ「これからちゃんとがんばりたい」という気持ちの表れだと捉えています。「どーでもいい」と思っている人は泣いたり、困ったりしません。だからこそ、そうした気持ちを持ってくれたその一歩を支えてあげたいものです。
四谷学院高等学校では、保護者の皆さまと一緒に子どもたちを支えます。
入学後の不安や戸惑いを和らげるために、下記のようなサポートも行っています。
・わかりやすいステップ形式の初期ガイダンス(繰り返し視聴可能)
・保護者向けの情報配信や相談窓口

最後に 通信制高校に通う生徒さんの保護者の方へ
入学式などのイベント以外でも、ある日心がいっぱいになってしまう生徒さんもいます。そんな時にはびっくりしてしまうかもしれません。「うちの子だけ?」と不安にならず、お子さまの歩みに寄り添ってください。焦らず、見守るだけで、子どもは安心するものです。そして、ぐんと成長するきっかけになったりもします。
四谷学院高校では自ら成長しようとする生徒の育成、「成長と自立」を教育目標としています。
建学の精神があらわれた「校歌」もぜひチェックしてみてくださいね。
先日、四谷学院高校の校歌・応援歌をホームページに低公開しましたが、合唱の収録も行われました。 東京都早稲田にある本格的なスタジオで、東京混声合唱団の皆さんによる録音です。 四谷学院の校歌・応援歌ともに、シンガーソングライ …
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だれでも才能を持っています。でもその才能は優れた学習システムと優秀かつ熱心な先生との出会いなしに開花することはできません。「英語が苦手」「数学が苦手」という人は、教え上手な先生に出会ってこなかっただけ。正しいやり方で学びの楽しさを味わうことができれば、「英語が好き」「数学が好き」に変身します。
「だれでも才能を持っている」という理念のもと、あなたに「やればできる」「学ぶことは楽しい」という体験をさせる、これが私たちの使命です。