「通信制高校には夏休みはあるのかな?」と気になっている人もいるでしょう。
結論から言ってしまえば、夏休みや冬休みなどの「長期休みがあるかどうか?」は学校やコースによって異なります。
たとえば、年に数回の通学で自宅での学習がメインの通信制高校に通う場合、長期休暇というものはありません。つまり、夏休みや冬休みはなく、普段通りに勉強するということです。
一方で、週5日通学しているような通信制高校の場合には、長期休暇がある場合が多いようです。
そこで今回は、長期休暇がある通信制高校の夏休みの過ごし方について解説していきます。
目次
夏休みの目的は?
「夏休みが一番の楽しみ!」という学生もたくさんいると思いますが、そもそもなぜ夏休みがあるのでしょうか?
文科省によると明治14年に小学校教則綱領で決められたもので、現在は各地区町村の教育委員会で期間を決めています。実は、はっきりとした目的は明らかではないようですが、暑さで授業が困難であることや、普段できない活動を行うためと考えられます。また、自律的な生活習慣を身につけるという目的もあるでしょう。
今では校舎に冷房設備も整っており、暑くて勉強ができないというケースはそれほど多くないようですが、それでも「休みにしかできない経験をしよう!」など自分なりの目的をもって過ごせるといいですね。
夏休みでも、先生は研修や部活動の指導などで忙しいよ!
夏休みがない通信制高校もある!
通信制高校の場合には夏休みがない学校もあります。オンラインや通学日数が少ない通信制高校の場合、夏も普段通りのカリキュラムが組まれていることがあります。
でも心配はありません。通信制高校は自分のペースで勉強を進められることが特徴の1つですから、自分で「ココからここまでは夏休み!」と決めることも可能です。
一方、毎日登校するスタイルの通信制高校の場合には、夏休みがあります。アルバイトや旅行、講習やセミナーへの参加など、まとまった休みにしか経験できないこともあるので、ぜひ有効に活用しましょう。
夏休みはどう過ごす?
生活リズムを崩さない
普段は、通信制高校やサポート校に通学している場合には、夏休みになって生活リズムが崩れてしまうことがあります。学校がないからと言って夜遅くまで起きていたり寝坊してしまったりせず、規則正しい生活を送ることが大切です。
普段できないことにチャレンジする
夏休みは普段できないことにも取り組めるチャンスです。休暇中は学習ペースを落として、勉強以外のことに時間を使ってみてもよいでしょう。普段できない経験をすることでモチベーションが上がり、休暇後も頑張りが続きやすくなります。
たとえば、自分の興味があることのイベントやセミナーに参加してみましょう。映画や演劇をたくさん見る、将来に関する本を20冊読む、ダンスや歌の短期レッスンに参加する、などより深く知り、学ぶには絶好のチャンスです。またアルバイトをして働くことで、将来の仕事や就活に役立つ経験を積むこともできます。一緒に働く同僚や上司から学ぶことも多いでしょう。
なお、大学進学を希望している場合には志望大学のオープンキャンパスへの参加を強くおすすめします。憧れの大学を実際に訪れ、教授の話を聞いたりすることは大いに刺激になります。長期休みであれば、遠方の大学のオープンキャンパスにも参加可能です。
予備校の講習活用がおススメ
通信制高校の長期休暇には、塾や予備校の講習に参加する人もいます。夏期講習や冬期講習に参加することで、同じ目標を持つ友達ができたり、予備校に併設されている自習室を活用して、普段と違った環境で勉強したり。周りからたくさんの刺激を受けることができるのでおすすめです。
特に大学進学を目指す場合や勉強にブランクがある場合など、学習量を増やしたいという気持ちがあるかもしれません。予備校を活用することで勉強体力がつき、苦手分野の克服ができれば自信が持てるようになるでしょう。
また、長期休暇中の予備校や塾の存在は、「自宅以外に行くところがある」「落ち着いて勉強できる環境がある」ということであり、そのことは精神的な拠り所にもなるはずです。
四谷学院高校の夏休み
四谷学院高校の夏休みは、コースによって異なります。
四谷学院高校では、4つのコースをご用意しています。あなたの目的に合わせて自由に選ぶことができます。
まず「個別コース」「Webコース」は特に夏休みはありません。年間を通じて、ご自身のペースで学習を進めていくことができます。
進学・教養コースの授業は、年間29週間行われます。基本的には、月~金曜日の授業で日曜・祝日は休みですが、進学コースで予備校のクラス授業を受ける場合は、土曜にクラス授業が入る可能性もあります。
講習が通信制高校の進学コースのカリキュラムに、一部含まれています。教養コースはお休みになります。
自習室の活用
四谷学院高校の自習室は土日も祝日も開いています。夏休みや冬休みの長期休暇中も自習室は通常通り開いていますので、普段通り通うことができます。
通学スタイルの場合、「自宅では集中できない」という方は自習室で勉強することもおすすめです。毎日決まった時間に通うことで、夏休み中も生活リズムを崩すことなく過ごせますね。
まとめ
通信制校に夏休みはあるのか?について詳しくお話してきました。通信制高校やコースによって、夏休みをはじめとする長期休暇の有無が違ってきます。
夏休みがあるならば「いかに有意義に過ごすか」という点は非常に大切になってきます。何となくダラダラと過ごしてしまった…とならないように、事前に計画をたてて充実した時間を過ごしましょう。