通信制高校に関する用語解説のページです。
はじめて通信制高校について知る人でもわかりやすく解説しています。

【目次】から気になる用語に飛ぶことができますよ。
通信制高校とは
高校の種類
高等学校(高校)はおもに3つに分けることができます。
・全日制高校
朝から夕方までの時間に学校で教育を行います。
・定時制高校
夜間や午後だけなど、特別な時間に学校で教育を行います。
・通信制高校
添削指導、面接指導及び試験によって、主に自宅で教育を行います。

狭域と広域
通信制高校は「狭域」と「広域」の2つに分けられます。
狭域制通信高校は、入学できる生徒の住所が高校がある都道府県とその隣の1つの都道府県に限られています。
一方、広域制通信制高校とは、3つ以上の都道府県から入学できる通信制高校を言います。
広域制高校の中には、全国どこからでも入学可能な通信制高校もあり、四谷学院高校もその1つです。

学校数と生徒数
2023年度の文部科学省の「学校基本調査」によると、公立の通信制高校は78校、私立の通信制高校211校で、合計289校の通信制高校があります。
通信制高校で学んでいる高校生は全部で29万118人です。高校生11人に人が通信制高校の生徒ということになります。
参考:通信制高校の生徒数 今年度29万人余 過去最多に 文科省調査(2024年8月28日 17時09分)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240828/k10014562221000.html

単位制とは
単位制とは、高校卒業に必要な単位数である74単位以上を取得、3年間以上在籍する等、条件を満たすことで高校を卒業することができます。学年という概念はなく、3年「以上」在籍することができるので、卒業に必要な単位を自分のペースで取得していくことができます。通信制高校の多くは単位制をとっています。
ちなみに、全日制高校の多くは学年制をとっています。出席日数や授業等への参加などが進級に必須なカリキュラムが1年ごとに組まれており、3年で卒業となります。学年が上がるたびに進級か留年か、判定をします。
単位とは
週に1回の1時限(通常50分)の授業の1年分を1単位と言います。通常1年は35週で計算します。
例えば、ある科目が時間割で週に2時限分入っていて1年間授業を受けてテストに合格すれば、2単位修得することができます。
高校卒業には最低74単位が必要ですから、1年あたり約25単位ですので、時間割にすれば1日5時間を週5日という計算です。

学費とは
通信制高校において、学費の内訳は「入学金」「授業料」「教材費・教育関連費」「施設設備費」「スクーリング参加費」となります。学校によって名称が若干異なります。
このほかに高校によって、制服・体操服・通学のための交通費なども必要です。サポート校を利用する場合には、別途必要がかかります。
就学支援金制度
通信制高校も「就学支援金制度」を使うことができますが、サポート校には適用されません。
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休学とは
学校に籍を置いたまま、休むことができる制度です。欠席とは異なり、休んでいる間の成績はつきません。また、休学期間中は卒業に必要な「在籍期間」にはカウントされません。学校によっては、休学中も学費が必要な場合があります。
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サポート校とは
サポート校では、通信制高校での単位修得・進級のための学習支援を行います。一般の塾や予備校と同じような位置づけで「学校」や「高校」ではありません。そのため3年間通っても高校卒業資格を得ることはできませんので、注意が必要です。また、「●●高等学院」などと名前がついている場合でも、実際には高校ではないというケースもあり、名前だけで判断することはできません。
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通信制高校での学習
日々の自宅学習は、映像授業やインターネットを使ったオンライン指導などを行っているところも多く、学習スタイルは非常に様々です。
レポート課題(添削指導)
通信制高校の教育の大部分を占めるのがレポート課題(添削指導)です。
レポート課題は、自宅で教科書や参考書を見ながら課題に解答します。学校へ提出すると答案は採点され、さらに解説指導が書き込まれて返送されます。レポート課題の制作サポートとして、映像授業やオンライン指導、個別指導などが行われている学校もあります。レポート課題を提出することで、単位を認定するもしくは単位認定試験を受けることが可能になります。

スクーリング(面接指導)
スクーリングは面接指導のことです。(※後述のスクーリングの項を参照)。全日制高校や定時制高校の授業と同じ形態で行われますが、時間数は全日制や定時制よりかなり少なくなっています。レポート課題だけでは不十分なところを補うという位置づけです。また、特別活動についてもスクーリング時に行われることがあります。スクーリングは卒業の必須要件なので、スクーリングゼロの通信制高校はありません。
単位認定試験
単位認定試験は、文字とおり単位を認定するための試験です。「単認(たんにん)」とも呼ばれます。年度末に2回、もしくは前期・後期ごとに年2回の実施されることが多くなっています。
これに合格しないと高校を卒業できません。

通信制高校のスクーリング(面接指導)
スクーリング
通信制高校の面接指導は「スクーリング」とも呼ばれます。
いまの法律では、インターネットをはじめとする通信のやり取りだけでは通信制高校を卒業することは認められておらず、対面による指導「スクーリング(面接指導)」はすべての通信制高校で実施されます。
スクーリングは、通信制高校の本校・分校・協力校・技能連携施設など、各都道府県で認められた場所で行われます。普段通う場所とスクーリングの実施場所が異なっている場合もあります。

分校・協力校・技能連携施設
スクーリングの受講にふさわしい場所として認められている場所は、本校のほかには「分校」「協力校」「技能連携施設」の3つです。
分校とは、通信制高校と同等の施設としてその通信制高校を認可している都道府県が認めた施設です。
協力校とは、スクーリングの場所として提供してもらう他の高校のことをです。
技能連携施設とは、各都道府県の教育委員会が通信制高校の教育にふさわしいと認めた施設です。
スクーリングの種類
スクーリングはその特徴から、「登校型」「集中型」「合宿型」という3つに分けられます。学校によって採用しているスタイルは様々です。
登校型は、定期的に校舎に行き対面で授業を受けるスタイルです。登校頻度は週1回から週5日まで様々です。
集中型は、まとまった期間にスクーリングを行うスタイルです。ゴールデンウィークや夏期・冬期などの期間を利用します。登校頻度は、登校型よりも少なく、合宿型よりも多くなっています。
合宿型は、合宿形式でスクーリングを行うスタイルです。ゴールデンウィークや夏期・冬期などの期間に、学校施設または宿泊施設などで行います。

全日型通信制高校とは
学校としては「通信制課程」でも、毎日登校できる全日型の通信制高校があります。通信制高校でも、毎日学校に通う学び方を選ぶことができます。
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通信制高校への入学
入試の内容
高校によって入試内容は異なりますが、学力検査(筆記試験)が行われているのは一部の学校のみです。学力試験が課される場合でも、国語・数学・英語の3科目のみの場合が多く、また学力試験の内容だけで合否が確定することもありません。
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入試の難易度
通信制高校の入試内容は全日制の高校よりも難易度は低く、書類審査や作文、面接などを通して、本人の高校生活に対する熱意や意欲、適性などを見ていきます。
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通信制高校の偏差値
偏差値とは、試験を受けた集団の中で自分がどの位置にいるかを示す数値のことです。偏差値50を平均とするので、50以上は平均以上、50以下は平均以下、となります。
高校の偏差値とは、その高校に合格するために必要な偏差値の目安を言います。たとえは、偏差値60の高校は、模試などで偏差値60以上の生徒が合格可能性が高いと言えます。
通信制高校は、学力検査(筆記試験)による入試が行われないことが多いため、高校の偏差値が示されないことがほとんどです。
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入学時期
学校によって入学の時期は異なります。公立の通信制高校では4月入学、私立の通信制高校では4月・10月入学を認めている学校が一般的です。
転入学・編入学も同様ですが、私立高校の場合には1年を通して転入・編入を認めている場合もあります。

学校説明会
通信制高校の説明会は、「合同説明会」と「学校説明会(集団・個別)」があります。
また、オンライン(インターネット・Web)で行われる場合と、直接来校して対面で行われる場合があります。合同説明会の場合には特に出張説明会・相談会なども実施されるケースもあり、学校以外の場所でも高校のスタッフに話を聞ける機会があります。
合同説明会
「合同説明会」とは複数の通信制高校が集まり、会場で説明を聞いたり資料をもらえたりするイベントです。通信制高校だけでなく、サポート校や高等専修学校なども参加することもあります。
例年6月頃から実施され、参加の際に予約が必要なことがあります。

学校説明会・個別相談会
個々の通信制高校が独自で行っているのが「学校説明会」が「個別相談会」です。基本的に予約が必要です。集団で一斉に行う説明会や、一人ひとりの状況に応じて学校に相談できる個別の相談会もあります。
また、説明会や個別相談会への参加が、出願の条件になっている高校もあります。

オープンキャンパス・オープンスクール・学校見学会
オープンキャンパス・オープンスクールは実際の校舎を見学できるイベントのことです。「学校見学会」と呼ばれることもあります。
通信制高校の場合、自宅での学習がメインとなりますが、キャンパスに通う日もあります。キャンパスの立地状況や学校の雰囲気などを知ってもらうために、各高校ではこうしたイベントが積極的に行われています。学校選びの最終的な確認になる場合もあれば、進学へのきっかけとなる場合もあります。

通信制高校への転校(転入・編入)
通信制高校は比較的転校しやすいというのも特徴の1つです。全日制高校からの転校や別の通信制高校からの転校、海外の学校からの転校も可能です。新入学と同じように学校説明会・合同説明会、個別相談会などに参加して情報を集めます。なお、転校に必要な書類は、新入学の場合と異なります。
転校には「転入」と「編入」の2パターンがあります。なお、海外の学校からの転校の場合は、タイミングによっては新入学になる場合もありますので、確認が必要です。
転入学
元の高校を中途退学せずに、他の高校へ移ることを「転入学」と言います。この場合、手続きは元の高校と受け入れる高校の間で行うことになります。
編入学
「編入学」とは、元の高校を中途退学(中退)して、その後、高校に再入学することを言います。
転校の時期
学校によって入学(転入学・編入学)の時期は異なります。公立の通信制高校では4月入学、私立の通信制高校では4月・10月入学を認めている学校が一般的です。
私立高校の場合には、1年を通して転入・編入を認めている場合もあります。

通信制高校からの進学
進学率
文科省の調査によると、全日制高校から大学への進学率は55~60%程度です。一方で、通信制高校からの大学進学率は20%程度です。
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大学入試の種類
全日制高校と同じく、通信制高校からの大学進学は一般選抜のほか推薦入試(学校推薦型選抜・総合型選抜)の受験も可能です。
大学受験を目指すためのコースを別に設置している高校もあります。

学校推薦型選抜(指定校制・公募制)・総合型選抜(旧AO入試)
学校推薦型選抜の指定校制では、高校によって受験できる人数(指定枠数)が決められています。学力試験は課されないことが多く、評定平均(内申点)や書類審査などで選考が行われます。
在籍高校に指定校枠がない場合には、公募制という形で受験することが可能です。
総合型選抜(旧AO入試)では学校長の推薦は不要です。書類審査、面接、小論文などが課されるほか、その大学で学びたいテーマが明確である必要があります。

一般選抜
学力試験に合格することで大学に入学することができる選抜方法を一般選抜と言います。評定平均(内申点)や出身校で評価されることはありません。
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大学受験対策
学校によって大学受験の対策を行うコースを設けています。進学コース、特進コース、受験コースなどの前は様々です。
推薦入試をメインとしている場合もあり、志望校によっては一般選抜(学力試験)に対応できるカリキュラムや受験指導が準備されていない場合もあります。
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