
通信制高校は、「自分のペースで学べる」という自由さが魅力です。毎日を無理なく過ごしながら才能を伸ばし、学校生活を楽しんでいる生徒が多くいます。特に、不登校経験がある生徒にとっては、通学を強制されない環境が心の余裕につながります。
この記事では、通信制高校の生活や不登校経験者にとってのメリットを詳しくご紹介します。
目次
この記事でわかること
- ・ 通信制高校の生活の過ごし方と学習方法
- ・ 大学進学も可能な理由
- ・ 学校以外にも自分の居場所を作る方法
- ・罪悪感なく過ごせる通信制高校の特徴
- ・学校行事にも参加!高校生活を楽しめる
自分のペースで送る通信制高校の生活
通信制高校では、授業やレポート、スクーリングを自分のペースで進められます。例えば、午前中はオンライン授業を自宅で受け、午後はキャンパスに行って自習室で大学や資格の受験勉強に取り組む生徒もいます。あるいは午前はゆっくり過ごし、午後から授業に参加する生徒もいます。
こうした自由度の高い生活は、自分らしさを大切にし、その才能を伸ばすことにつながります。
定期試験はなくレポート課題を提出
通信制高校ではレポート課題を提出することで、その理解度を確認します。中間テスト・期末テストのような定期試験はありません。レポートは、教科書や参考書などを調べながら書くことができるので、難易度はそれほど高くないことが多いようです。
通信制高校は、クラス単位の一斉授業はありません。主に自宅学習で日々の勉強を進めていきます。さらにプラスして、年何日かのスクーリングと単位認定テストがあります。 では、具体的にはどんな風に毎日の勉強を進めていくのか…イメー …
スクーリングに参加
通信制高校は、年に数回、スクーリングがあります。スクーリングは、正式には面接指導と呼ばれ、先生と対面での授業に参加します。学校によってスクーリングの頻度や形式は大きく異なりますが、卒業に必須とされています。
通信制校は、自宅での学習のほかに「スクーリング」という授業があることをご存じでしたか?学校によってそのスタイルや授業回数が異なっているんです。 今回は、通信制高校のスクーリングの種類についてわかりやすくお話していきます。 …
単位認定試験は年に1回
履修した科目の単位を取得するために必要な試験です。レポート課題の提出やスクーリングの出席と並んで、単位認定のための成績評価のひとつです。学校によっては、未提出課題があったりスクーリングに不参加だと認定試験を受験すらできない場合もあります。
こんにちは、四谷学院高校の田中です。 「通信制高校で単位をとるのは大変?」「単位認定の試験に落ちたら卒業できないの?」 通信制高校の単位認定試験について調べている方の中には、そんな不安を感じている方も多いのではないでしょ …
受験対策も生活に合わせて効率的に進められる

通信制高校では学習塾や予備校との併用が可能です。進学コースなどが設けられていない場合には、塾や予備校に通って大学受験に向けてしっかり準備する人もいます。全日制高校と比べて、通信制高校に在籍しているという理由で大学受験に不利になるようなことはありません。むしろ、効率的に勉強を進めることができるというメリットもあります。
体調に合わせて生活できる
体調不良のため学校に通うことができず、それがストレスになってしまいさらに悪化してしまう、という悪循環に陥ってしまうケースがあります。とくに思春期に多く見られる起立性調節障害などの体調不良では、「朝、学校に行かなくてよい」という状況をつくってあげるだけで、体調が改善する例もあるほどです。ほかにも、様々な理由で不登校になった生徒たちについても、まずは心身ともに調子を整えることが最も大事なことですから、通信制高校の自由度のカリキュラムは大きなメリットと言えるでしょう。
人と比べずに勉強ができる
通信制校には、勉強に強い苦手意識がある人もいれば、レベルの高い中高一貫校で学んできた人もいます。勉強にブランクが大きく、中学レベルの内容も不安と言う人もいます。学習の習熟度に幅はありますが、全日制高校のような集団授業ではありませんから、自分と他人を比較することがありません。一人ひとりが自分のペースで学ぶことで、余計なプレッシャーがなくなり、本来の実力を発揮できるようになる人も多くいます。
通信制高校では、あくまで自分のペースで高校卒業を目指すことができますし、大学受験についても焦らずじっくりと取り組むことも可能です。
大学入試の「総合型選抜」「AO」など推薦入試に有利な側面
近年の大学入試においては、総合型選抜やAO入試のようないわゆる「推薦入学」での入学者が増えています。学力だけでなく、様々な切り口から受験生を見ていき、総合的に合否の判断を行うため、「やりたいこと」が明確になっている高校生にとって非常に取り組みやすい入試と言えるでしょう。大学の研究室に通ったり、スポーツや芸能などのトレーニングに時間を費やしたり、そうした活動が入試における評価対象になります。
通信制高校では、学校による拘束時間が全日制よりも格段に少なく、自分の学びたい分野を深める時間を確保しやすくなっているため、こうした推薦入試での大学合格も視野に入れて、通信制高校に入学・転校するケースもあります。
「通信制高校から大学進学は無理。もし大学に行けたとしても難関大学合格なんて嘘。」 そんな話を聞いたことがあるかもしれません。最初に言っておくと、それは全くの誤りです。 四谷学院では、実際に難関大学をはじめとする様々な大学 …
資格対策も
最近では、英検やTOEFL、TEAP、TOEIC外部英語資格試験を入試の点数として評価する大学もあります。英会話教室などとも両立でき、自分の得意を伸ばすことができます。他にも漢検(日本語漢字能力検定)や数検(実用数学技能検定)、なども、大学入試に生かすことができます。
それ以外にも簿記や宅建資格などは年齢制限もない資格試験なので、就職に備えて勉強をスタートしている人もいます。ほかにもファッションや心理学など自分の興味に合わせて、カラーコーディネーターや色彩検定、心理カウンセラーなどの資格の勉強をする高校生もいます。
勉強以外にやりたいことに時間を使える

仕事や芸能活動、スポーツなどと両立しながら通信制高校に通う生徒もいます。高校卒業資格の取得を目指しながら、自分の目標に向かって一直線に頑張ることができます。
アルバイトや推し活も
学校の友達ばかりでなく、アルバイト先や自分の趣味の活動などで親しくなった人たちとコミュニケーションをとるチャンスも多くあります。学校以外に「自分の居場所」を持ちながら安心して生活することができます。こうした心理的な余裕は、学習や日常生活の質を高める大きな要素です。
得意分野を伸ばすスタイル
高校で学ぶことばかりでなく、より専門的な学びを目指す高校生もいます。美術やアート、ファッションやダンス、プログラミング、スポーツ、英語以外の語学などなど、自分の強みを伸ばす学習や活動に取り組むことで、学校生活全体がより充実したものになります。
部活にまい進
通信制高校の中にも部活動に力を入れている学校はあります。
たとえば、四谷学院高等学校では硬式野球部を創設!甲子園出場を目指して、文武両道で頑張る高校生を全力サポートしています。
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希望すれば学校行事も楽しめる

通信制高校は一人で勉強するもの、と思っていませんか?実は、全日制高校のように、スポーツ大会や文化祭などの学校行事も希望すれば参加できる高校もあります。ポイントは「希望すれば」という点です。必ず全員参加である全日制高校とは異なり、自分のペースで生活しながら、行事に参加して仲間と交流することも可能です。自由な生活の中に、こうした高校生らしい体験も取り入れられるのが通信制高校の魅力です。
まとめ 毎日を楽しく過ごすために

通信制高校は、自由でありながら学力向上や生活の充実も実現できる環境です。自分のペースで学び、得意を伸ばし、必要に応じて受験対策やアルバイト、習い事と両立する。こうした生活スタイルは、生徒が毎日を前向きに過ごすための基盤になります。これまで学校に通えなかった生徒にとって、通信制高校は特に安心できる場所です。通学が必須ではないため、周りが学校に行く中で自分だけ休むという罪悪感をもつ必要がありません。心に余裕が生まれることで、体調の改善や学習への集中力向上につながることもあります。罪悪感なく安心して学べる環境は大きな安心感をもたらします。
自分らしく学び、楽しく過ごす日々を一緒に過ごしませんか?
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今回は、「通信制高校って何?」「興味はあるけどよくわからない」という方のためのオンライン・ガイダンスです。四谷学院高校のことをご紹介するとともに、初めて通信制高校について知る方のための入門的な内容となっています。
参加費は無料。通信制高校を検討されている生徒ご本人、保護者の方が対象です。 学校説明会 特設ページ

通信制高校を検討されている中高生とその保護者の方にお役に立てるよう、通信制高校や大学受験に関する情報を発信していきます。だれでも才能を持っています。でもその才能は優れた学習システムと優秀かつ熱心な先生との出会いなしに開花することはできません。「英語が苦手」「数学が苦手」という人は、教え上手な先生に出会ってこなかっただけ。正しいやり方で学びの楽しさを味わうことができれば、「英語が好き」「数学が好き」に変身します。
「だれでも才能を持っている」という理念のもと、あなたに「やればできる」「学ぶことは楽しい」という体験をさせる、これが私たちの使命です。












