通信制高校の選択肢が多様化し、学び方も多様になってきています。特に大学受験を目指す中学生や保護者にとって、通信制高校が進路の有力な選択肢となるケースが増えています。 しかし、選択肢が広がる分、どの学校が自分に合うのか迷うことも多いでしょう。 今の時期から計画的に情報収集を行うことが、納得のいく進路決定につながります。

そこで今回は、中学生の保護者が今すべき情報収集と通信制高校の候補の探し方について、わかりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 通信制高校のオープンスクール参加状況とその重要性
  • 大学受験を見据えた通信制高校の選び方のポイント
  • 効率的かつ信頼できる情報収集の方法と注意点
  • 中学生・保護者が今の時期にすべき進路準備の具体的なステップ

通信制高校のオープンスクール参加状況と重要性

オープンスクールは、通信制高校の実際の環境を知るために欠かせないイベントです

オープンキャンパス、学校見学会など、高校によって名称が異なることもあります。全国の中校生の8割近くが、高校受験における学校見学(オープンスクール・オープンキャンパス)に参加しているという調査結果もあります(塾選調べ)。
通信制高校では、特に自宅学習とのバランスやサポート内容を直接確認できるオープンスクールの活用は重要です。

オープンスクールの時期

多くの通信制高校が春から夏にかけて集中して開催しています。一般的に7月から11月頃が多い傾向です。なお、高校生向けの大学オープンキャンパスは夏休みに大規模に行われることが多く、中学生向けの高校オープンスクールとは異なっています。

6月以降、本格化する高校選び。人気の通信制高校は毎回満席になってしまうことも珍しくありません。タイミングを逃さず早めに参加予約をすることがポイントとなります。

大学受験を見据えた通信制高校の選び方のポイント

通信制高校を選ぶ際に、大学受験に向けた準備がしっかりしているかどうかは大きな判断材料です。通信制高校からの大学進学率は年々増加傾向にありますが、高校ごとに受験対策指導は大きく異なります。どのようなサポート体制があるのか、しっかり確認しましょう。

  • 進学に特化したコースやカリキュラムの有無:大学受験を意識した指導内容や教材の充実度を確認しましょう。
  • サポート体制の充実度:進路指導や個別面談、模試の実施頻度などを確認しましょう。
  • 通学日数や学習の自由度:通学スタイルが自分の生活リズムに合っているかも重要なポイントです。
  • 学費の透明性:入学金や授業料、教材費などが明確で、家計に無理のない範囲かどうかを判断しましょう。

大学受験は推薦か、一般か

昨今、大学への進学について、推薦入試での入学者が増えてきています。推薦入試は年内入試とも呼ばれ、いわゆる学力試験の一般選抜(一般入試)と異なり、面接試験や小論文、あるいは英語外部検定試験などのスコアで合否が決まります。

しかし、「合格が早く決まる」「勉強量が少ない」などの理由で、安易に推薦入試を選んでしまうと、本当に自分の行きたい大学に行けなくなってしまうことがあります。

志望大学に合格するためには、学力を伸ばしていくことは必須なので、推薦・一般の両方を視野に入れておくと安心です。

通信制高校選びで気をつけたい情報収集の方法

進路決定に向けて、正確で信頼できる情報を集めることが大切です。
まずは、自分の目で直接確かめることができるオープンスクールへの参加が最も効果的ですが、すべての高校のオープンスクールに行くことはできません。学校のパンフレットや公式ホームページをチェックして、学校数をある程度絞りましょう。しかし、ここで絞りすぎてしまうと「行きたいところがない」となってしまいがちなので、1校でも多く比較検討することをおすすめします。オンライン相談や説明会も増えているので、遠方の場合は積極的に活用するとよいでしょう。

また、口コミ情報は参考になることもありますが、SNS上の情報は個人の感想が多く、情報の真偽が不明なことも多いため、公式情報と照らし合わせながら慎重に扱うことをおすすめします。

まとめ:通信制高校×大学受験:中学生と保護者が今すべき情報収集と学校候補の探し方


通信制高校で大学受験を目指すなら、早期の情報収集と計画的な行動が成功のカギとなります。
オープンスクールで学校の雰囲気や支援体制をしっかり確認し、信頼できる公式情報をもとに比較検討することが大切です。
自信を持って進路を選び、夢を実現できるよう応援しています。

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四谷学院ブログ編集部

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