「通信制高校=通わなくていい学校」と思っていませんか?
実は最近、毎日通える通信制高校が増えています。登校スタイルを自分で選べるようになり、「通学型」や「全日型」の通信制高校を選ぶ生徒も多くなっています。

この記事では、毎日通える通信制高校の仕組みやメリット、注意点まで詳しく解説します。「毎日学校に行きたいけれど、通信制を選びたい」と検討されている方のお役に立てば幸いです。

この記事でわかること

・毎日通える通信制高校の仕組み
・登校スタイル別の特徴と違い
・毎日通える通信制高校のメリットと注意点

通信制高校でも「毎日通える」学校が増えている理由

以前は、通信制高校はその名前の通り、郵送などの通信を利用して自宅で勉強するシステムでした。そして定期的な通学「スクーリング」に参加するというのが主流でした。
しかし今では、「毎日通学できる通信制高校」が全国的に増えています。

授業スタイルの種類

授業スタイルの多様化により、通信制高校にこのような種類があります。

・自宅中心のオンライン型
∟週数日通学する
∟年間で何日かスクーリングに参加する

・週5日通う全日型

通学頻度を自分の都合にあわせて選べるようになっています。

毎日通える学校が増えた背景

通信制高校は「自由」と「通学」の両立を目指した新しい学びのかたちになっていますが、通信制高校にも関わらず、通える学校が増えた背景には、次のような社会的変化があります。

人とつながりたい

自宅学習だけでは、孤立しやすいという課題があります。気軽に話せる同世代もしくは同じ目標を持つ仲間が欲しい(いてほしい)というニーズがあります。

生活リズムを整えたい

学校の通う生活の場合、毎日同じ時間に起きて、決まった時間までに登校しますが、自宅学習の場合は起床時間が遅くなりやすく夜更かししやすいことから、生活リズムに乱れが生じることがあります。

大学進学をしたい

高校生のうち、大学進学を目指す生徒の増加し、通信制高校であっても大学受験対策のための勉強がしたいというニーズがあります。

居場所をつくりたい

自宅以外にも自分らしく過ごせる居場所が欲しいというニーズがあり、毎日のサポートが充実による安心感を得たいというニーズがあります。

毎日通える通信制高校のメリット

1. 規則正しい生活リズムを保てる

毎日登校することで、朝起きて学校に行く習慣が自然に身につきます。 生活リズムが乱れがちな人や、再スタートを切りたい人にもぴったりのスタイルです。

2. 先生や仲間とのつながりができる

通信制高校でも、毎日通うタイプなら先生やクラスメイトとの関わりがあります。 困ったときにすぐ質問や相談ができるため、孤独を感じにくく、安心して学びを進められます。

3. 進学・資格取得のサポートが受けやすい

通学型通信制高校では、大学受験対策や資格サポートが充実している学校も多くあります。 授業形式で学べるため、基礎からしっかり理解を積み重ねたい人にも向いています。

毎日通う通信制高校の注意点

1. 自由度は下がる

登校日が固定されているため、完全オンライン型に比べて自由度は下がります。アルバイトや趣味との両立を考える場合は、週何日通うのかを事前に確認しておきましょう。

2. 通学時間・交通費の負担がある

毎日通う場合、交通費や移動時間が必要になります。通いやすいキャンパスを選ぶことが続けやすさのポイントです。

3. 無理のない登校スタイルを選ぶことが大切

体調やメンタル面に不安がある場合は、毎日登校が負担になることもあります。「週3日から」など、柔軟に登校ペースを選べる通信制高校もあるため、自分のリズムに合わせましょう。

登校スタイル別にみる通信制高校の違い

3つの登校スタイルを比較

通信制高校では、登校日数や授業形式によって学び方が異なります。
下の表で特徴を整理してみましょう。

登校スタイル通学日数学習の中心向いている人のタイプ
全日型(毎日登校)週5日授業中心学校生活を重視したい人・仲間と学びたい人
通学型(週数日登校)週2〜3日通学+自宅学習自分のペースを大切にしたい人
オンライン型(自宅中心)必要時のみ登校自宅学習中心自主的に学びを進めたい人

どのタイプにもメリット・デメリットがあるため、「自分に合った登校スタイルを選ぶ」ことが成功のカギになります。

こんな人におすすめ

・人と関わりながら学びたい
・自宅では集中できない
・大学進学を目指したい
・規則正しい生活を送りたい
・全日制のような学校生活を送りたい

登校型通信制高校は、学びのペースを保ちながら安心して通いたい人にぴったりのスタイルです。

毎日通える通信制高校を選ぶときのポイント

1. 登校日数とカリキュラムを確認する

「毎日通える」といっても、学校によって登校時間や授業の組み方は異なります。登校日数、授業形式、ホームルームの有無などを事前にチェックしましょう。

2. サポート体制の充実度を比較する

大学進学・就職支援・メンタルケアなど、サポート体制の充実度は学校選びの重要ポイントです。担任制や面談制度がある学校なら、安心して学びを続けられます。

3. 校舎やキャンパスの雰囲気を確かめる

公式サイトの情報だけでなく、実際に見学や説明会に参加して雰囲気を確かめましょう。 「通いやすい」「安心できる」と感じるかどうかが、長く続けられるかの決め手になります。

まとめ

毎日通える通信制高校は、今の時代のニーズに合った新しい学びの形です。
登校型や全日型の通信制高校なら、生活リズムを整えながら、先生や仲間と関わる学校生活を送ることができます。

ただし、通学時間や費用などの負担もあるため、自分に合ったペースで学べる学校を選ぶことが大切です。
見学や体験授業を通して、自分にぴったりの通信制高校を見つけましょう。

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