目次
この記事でわかること
- ・ 学校基本調査に基づく通信制高校の在籍者数推移
- ・ 「10人に1人」まで広がった背景と選ばれる理由
- ・ 保護者の不安を和らげる事実と通信制高校の魅力
通信制高校は「特別」から「当たり前」の選択へ
通信制高校は、いまやごく自然な進路のひとつです。通信制高校の生徒数は年々増加しています。
学校基本調査が示す推移(年次の伸び)
通信制高校の在籍者数は右肩上がりで増加してきました。高校生全体に対する通信制高校の生徒の割合はおおまかな推移として「12人に1人 → 11人に1人 → 10人に1人」と、短期間で一般的な選択肢へと定着しています。
通信制高校 在籍者数の推移(文部科学省「学校基本調査」より作成)
通信制高校の生徒数は30万人を突破
通信制高校の生徒数は連年で増加し、過去最高30万人に到達しました。少子化で高校生全体は減少傾向でも、通信制だけは増加し、割合で見ても「10人に1人」まで拡大。今後も、増加傾向にあると予想できます。
なぜ選ぶ人が増えているのか?高校選びの背景
学び方の多様化とアクセス性
一般的な全日制高校に比べて、通信制高校には以下のような特徴があります。
- (1)オンライン学習や映像教材で、自分のペースを保ちやすい。
- (2)登校頻度を調整でき、体調・事情に合わせて学びを継続しやすい。
- (3)自分の興味があること、関心があることに集中できる。
「通信制高校ならば、自分のやりたいことができる!」「通信制校ならば自分の得意を伸ばせる!」と、積極的な理由で選ぶ生徒も着実に増えています。
進路の選択肢が広がる
「全日制高校に行けないから」という消極的な理由で、仕方なく通信制高校を選ぶ生徒もいます。体調不良や不登校など、「本当は、全日制高校に行きたい」という生徒さんたちの受け入れ先となっている通信制高校ですが、「全日制でなくても、ここでなら無理なく学べる!あきらめなくてもいい!」と自分の可能性を再発見する場としても、注目を集めています。
- (4)大学進学も目指せる学習カリキュラム。
- (5)カウンセラーや個別サポートが充実。
- (6)専門分野・活動(スポーツ、芸能、クリエイティブ等)との両立が可能。
学校生活の自由度と安心感
通信制高校と言うと、「友達ができにくいのでは?」「人間関係が希薄になってしまう」という心配もあるかもしれません。自宅学習がメインですが、最近では通学スタイルの通信制高校も増えてきました。あくまでも自分のペースで勉強したり生活したりできるので、心理的な安全性を確保しながら、穏やかに過ごすことができるのも通信制高校ならではです。
- (7)人間関係の負担を抑えつつ、必要なサポートを受けられる。
- (8)自分らしい生活リズムをつくりやすい。
まだ残る“特別視”と、その乗り越え方
保護者の方や中学生の中には、「通信制高校は、普通じゃないのでは?」という先入観は根強く残ります。しかし、通信制高校は広く選ばれる進路になりつつあります。
通信制高校の生徒数や割合をお伝えすると「そんなに多いんですね!」と前向きな反応をいただくことが増えています。
高校選びの判断軸を「周囲の目」から「本人に合う学び」へと切り替えることが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q.通信制高校でも大学進学は可能ですか?
Q.通信制高校は就職で不利になりますか?
Q.どんな人に向いていますか?
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